防災教育チャレンジプラン

伊豆半島の本州への衝突、プレートの沈み込み、火山活動等、伊豆半島をとりまく自然現象についての正しいイメージを地域や子どもたちに定着させることを通じ、自然災害への理解度と防災意識を高める。自然現象を知ることを通じ、災害を正しくイメージするとともに、自然からの恵みにも目を向け、備え・活用することができる地域づくりをめざす。

・伊豆半島内の複数地域において、自然学習を通じ災害に対する理解を高めるためのプログラム作成。
・高校生を対象としたプログラムの試行をアンケート調査。
・小中学生を対象としたプログラムの実施。
・学校と児童生徒からのアンケートをもとにプログラムの改良。
・実施マニュアルの作成。

・伊豆半島内の複数地域（東伊豆・中伊豆・西伊豆地域）に対応した自然学習プログラムを作ることができた。
・本州に衝突した火山島としての伊豆半島の歴史を伝えることを通じ、これからおこる地震や津波に対する認識を高めることができた。
・身近な火山噴出物や火山地形の観察や実験を通じ、火山噴火に対する理解を向上することができた。
・上記プログラムを補助するための実験メニューを開発した（枕状溶岩実験、パリパリ溶岩実験など）
・プログラムの実施にあたっては、学校や地元企業（採石場や遊覧船）との連携を図ることができた。
・身近な自然の観察を主体としたプログラムを通じて、防災意識を向上させるためのメッセージはある程度伝わることを確認できた（アンケート結果より）。

伊豆半島の13市町、各種団体、教育機関などからなる協議会です。大地のこと、大地の上に育まれた自然や文化のことを楽しみながら学び、観光に防災に生かしていく活動を行っています。
協議会で育成した「ジオガイド」は学校の出前授業などにも参加し、大地の成り立ちを通じ自然災害・防災について伝えています。また、観光施設などでもフィールドワークやキッチン火山実験などを行う「夏休み火山教室」などを開催しています。