防災資料室
防災に関する政府や自治体の施策、調査・研究の成果、実践の事例などを集約
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広報誌「ぼうさい」第110号 特集① 火山防災を考える ~2014年御嶽山噴火から10年~
内閣府(防災担当)が発行している広報誌「ぼうさい」。2024年7月に発行した第110号では、10年前の御嶽山噴火をはじめ、国内で過去に発生した火山災害での多様な被害を踏まえて、住民や観光客(登山客)等が多様なシチュエーションで、火山災害から身を守るための火山防災について特集している。
長野県木曽地域振興局では、御嶽山の火山災害を教訓に、登山者に御嶽山の立入り規制の情報や防災対策などを啓発する動画を公開している。
また、国土地理院は、イラストで学ぶ過去の災害と地形「火山編」を新たに公開し、過去に日本各地で発生した火山災害を火山ごとに取り上げ、災害履歴情報である自然災害伝承碑の伝承内容等を元にした火山被害の概要と、火山基本図や火山地形分類データ等から、火山地形の特徴を踏まえた資料を掲載している。
【関連する資料】
・御嶽山 Safety Climbing Guide:長野県木曽地域振興局
・イラストで学ぶ過去の災害と地形「火山編」:国土地理院 -
「火山防災の日」特設サイト
令和6年4月1日に「活動火山対策特別措置法の一部を改正する法律」が施行され、国民の間に広く活動火山対策についての関心と理解を深めるため、8月26日が「火山防災の日」として制定された。これを踏まえ、火山防災を推進するため、気象庁ホームページに「火山防災の日」特設サイトを開設した。気象庁のマスコットキャラクター「はれるん」と、桜島がある鹿児島地方気象台のマスコットキャラクター「ぼるけん」のやりとりを通して、火山や火山防災について学ぶコンテンツを多数用意している。
また、文部科学省では「火山調査研究推進本部(火山本部)」が設置され、サイトが開設された。このサイトでは、火山本部の体制・役割を説明しているほか、会議情報や法改正の内容について掲載している。
なお、内閣府(防災担当)では、火山災害警戒地域に含まれる地方公共団体を対象として、火山防災訓練の企画や運営に関するガイドや、火山防災訓練の取組事例集、火山が噴火した場合に大きな噴石や火砕流などの火山現象の影響が想定される範囲内に立地する施設が、単独で、または自治体等と共同で「火山防災訓練」を実施する際の、基本的な考え方などを紹介した資料を公開している。今年の8月26日は、「火山防災の日」が制定されて初めての年であり、内閣府では国民を対象に「火山防災の日」制定記念イベントを実施する。
【関連する資料】
・火山調査研究推進本部サイト - 文部科学省
・地方公共団体等における火山防災訓練の企画・運営ガイド(第2版) - 内閣府(防災担当)
・地方公共団体等における火山防災訓練の取組事例集(第2版) - 内閣府(防災担当)
・避難促進施設における火山防災訓練の実施のための支援資料 - 内閣府(防災担当)
・火山対策 : 防災情報のページ - 内閣府 (bousai.go.jp) -
火山灰データベース(産業総合技術研究所)
国内外の主要な噴火で噴出した火山灰の採取情報と、火山灰の顕微鏡画像、その時の火山活動状況等の情報を収録したデータベース
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大規模火砕流分布図(産業総合技術研究所)
複数の研究者によってこれまで蓄積されてきた広範囲の地質調査の知見と産総研が実施した調査結果から、過去の巨大噴火に伴う大規模火砕流とそれに付随する噴出物の分布の全貌を示す。
今回公表する「入戸いと火砕流分布図」は、鹿児島湾を中心とする半径約100 ㎞の範囲に分布する入戸火砕流堆積物を25万分の1スケールの地形図上に示している。通常の地質図では表せない小規模な堆積物の分布地点や地下に伏在する範囲について図示している。また、入戸火砕流堆積物の上面高度分布、層厚、軽石と岩片の最大粒径、火砕流の流れた方向を示す軽石の配列方向、噴火時に発生した姶良あいらTn火山灰の分布も図示した。さらに、火砕流堆積物の現存分布に基づき、火砕流の噴火当時の分布を再現するシミュレーションを行い、噴火時に火砕流が到達した範囲を推定した。火砕流分布図では、推定した火砕流の到達範囲と堆積物の層厚分布を示している。 -
火山防災に関する普及啓発映像資料(内閣府):火山防災エキスパート講話集「火山災害対応から いま伝えたいこと」
内閣府では、火山災害対応経験の少ない地方公共団体の職員の方等に向けて、火山災害対応のイメージを持っていただくとともに、火山防災エキスパート制度のさらなる活用につなげることを目的として、映像資料を作成しました。職員教養等にご活用ください。
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火山防災に関する普及啓発映像資料(内閣府):映像で学ぶ火山噴火による被害と対策(登山者の心得と避難促進施設の備え)
平成27年の活動火山対策特別措置法の改正においては、登山者の皆様が火山情報の収集などの自らの身を守る手段を講ずることや、火山周辺の集客施設等の避難促進施設における避難確保計画の作成等が定められました。
内閣府では、火山災害時に登山者等が的確な避難行動をとっていただけるよう普及啓発用の映像資料を作成しました。ダウンロード版をご用意しましたので、各種訓練や啓発活動等にご活用ください。 -
平成28年阿蘇山の火山活動の状況等について(内閣府)
平成28年(2016年)の阿蘇山の火山活動の状況等について、火山活動等の概要、被害の状況、避難等の状況、その他の被害状況等、政府の主な対応、各府省庁の主な対応、関係地方公共団体の対応をとりまとめた速報の一覧。
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地震による地すべり災害と対策(2016防災推進国民大会)
「学会の取り組み」に続き「地すべり・崩壊の特徴(①阿蘇大橋地区、②高の台地区、③西原村小森(大切畑)地区)」の報告と、今後の対応として求められる、崩れそうになっている斜面の安定度の評価について紹介。 (日本学術会議・防災学術連携体『52学会の結集による防災への挑戦-熊本地震における取組み』「地震による被災状況と対策」発表資料)(全15P)
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地震に係わる土砂災害と対策(2016防災推進国民大会)
「学会の取り組み」と熊本地震における斜面災害、土砂移動現象についての調査報告の紹介。また「砂防施設の効果」の報告。 (日本学術会議・防災学術連携体『52学会の結集による防災への挑戦-熊本地震における取組み』「地震による被災状況と対策」発表資料)(全14P)
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熊本地震に関する地盤調査の近況(2016防災推進国民大会)
熊本地震の「地震と地盤の概要」「山岳地域の被害」「熊本平野部の被害」「災害廃棄物」など調査団の報告の紹介。 (日本学術会議・防災学術連携体『52学会の結集による防災への挑戦-熊本地震における取組み』「地震による被災状況と対策」発表資料)(全29P)