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【地域防災】高台の「空き家」災害時の生活拠点に 高知・四万十町で整備進む

2020年3月11日

南海トラフ地震に備える高知県四万十町では高台の空き家を活用し、失いたくない思い出の品の保管や、災害後の生活拠点として整備を目指す取り組みが進められている。取り組みを行っているのは、大阪市立大学大学院工学研究科の横山俊祐教授(建築計画)らのグループ。地域の生活やコミュニティーについて、災害の被害を最小限にとどめ、そこから立ち直る「復元力」(レジリエンス)を高める仕組みづくりを研究している。手法として、沿岸部で生活を営む住民が、津波発生時は避難して身を守ることを前提に、復興に備える場として付近の高台や山間部にある空き家を活用する「二拠点居住」を提案。モデル地区として、町沿岸部の志和地区を選定。約10キロ離れた高台の黒石地区に、活用が可能な木造2階建ての空き家1軒と、約130平方メートルの空き倉庫1棟を確保した。今春以降は、空き倉庫に世帯別のブースを設け、志和地区から利用を希望する住民を募集する。一方、空き家は、志和地区の住民が週末に訪れて生活することや、複数の高齢者が共同でシェアハウスのように使用するなど複数の案をイメージ。今後、住民とワークショップなどを進めながら、具体的な活用方法を絞り込んでいく。横山教授は「これまでの防災はまず『命を守る』ことが中心だったが、そこに『(災害前の)暮らしを守りつなぐ』視点を加えることが必要だ。今後も住民の方々の理解と協力を得ながら、取り組みを実現させたい」と話している。【3月10日 産経新聞より】

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