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【普及啓発】炊き出し、アレルギー配慮 被災地支援、自衛隊が原材料表示

被災地の避難所で提供される炊き出しの食事について、陸上自衛隊は8月に九州北部を襲った集中豪雨の被災地での炊き出しなどの「給食支援」から、原材料や調味料などの表示を始めた。関東や東北に大きな被害を出した10月の台風19号などによる大雨では、長野市2カ所、茨城県常陸大宮市、福島県いわき市、宮城県角田市の計5カ所で実施した。長野市では、市から献立と食材の提供を受けて隊員が調理。避難所に配る弁当を入れたボックスに、食材名とアレルギー特定原材料7品目(小麦、卵、乳、エビ、カニ、そば、落花生)が入っていないことが分かる表示を貼り付けた。いわき市では、市と協議して豚汁など温かい汁物の炊き出しを実施。市が食材を提供し、被災地区にある小学校で調理。汁物を配る場所に、食材や調味料を手書きした紙を張り出した。地震や水害の被災地で患者の支援をしてきたNPO法人アレルギーを考える母の会が昨年、防衛省に表示を要望したのがきっかけ。同省は昨年末、全国の部隊に対応するよう周知していた。NPO法人アレルギー支援ネットワーク常務理事の中西里映子さんは「正確な表示が大切。表示の転記ミスを防ぐため、使った原材料のパッケージを置くなどの配慮もしてほしい」と要望する。【12月19日 中日新聞より】
▼日本小児アレルギー学会 災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット(改訂版)・ポスター
https://www.jspaci.jp/gcontents/pamphlet/