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【普及啓発】震災10年 岩手で国際会議 11月予定 ハワイ、アチェと連携
東日本大震災の発生から10年目を迎え、岩手県は11月、海外で津波伝承に取り組む専門家を招き、陸前高田市内で国際会議の開催を予定している。「三陸TSUNAMI会議(仮称)」と題し、県の震災津波伝承館、米ハワイの太平洋津波博物館、インドネシアのアチェ津波博物館の専門家らが意見を交わす。昨年12月と今年1月に両博物館の館長がそれぞれ伝承館を訪問、交流を深めている。ハワイには震災の常設展示があり、津波で岩手から流出した道路標識もある。伝承館の熊谷正則副館長は「ツアーガイドの在り方や、学びの場としての役割を海外の先行事例から探りたい」と話す。一方でコロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が終息に向かわない場合は、会議の延期または中止もあり得る。県は状況を見極めて判断する。【5月12日 河北新報より】