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【歴史・教訓】過去学び防災の一助に 「笠岡の地震 日本の地震」発刊/岡山

2020年5月20日

岡山県笠岡市内の歴史愛好家でつくる「笠岡町の歴史を知る会」(大塚善彦会長)は、過去の大規模地震による地域の被害を住民の証言や史料を基に記録した冊子「笠岡の地震 日本の地震」を発刊した。南海トラフ地震の発生が高い確率で予測される中、市民が過去に学び、防災意識を高める一助になれば―との思いを込めた。同会は旧笠岡町に当たる市中心部の笠岡、中央町地区の11人が会員。2012年に発足後、先人の足跡を今後を生きるヒントにしようと、地域の歴史にまつわる本を随時まとめている。今回は重要性が叫ばれる防災をテーマに設定。昨年5月から作業を進めてきた。冊子は3章構成で、第1章は東海沖から九州沖まで延びる南海トラフ沿いの紀伊半島西側を震源とする昭和南海地震(1946年)について記述。「経験したことがない激しい揺れ」(当時21歳の女性)、「散髪屋がつぶれ、寺のお墓がほとんど倒れた」(同12歳女性)など、旧笠岡町に住む高齢者に広く記憶を尋ね、19人から得た体験談を収めている。第2章では、南海トラフ沿いで起きた大規模地震を列挙し、笠岡での被害に関する記録を史料から拾っている。江戸後期の安政地震(1854年)では、商人とみられる「大津屋安兵衛」が液状化のような現象や火災の発生、長引く余震について書き残していることを紹介。第3章は、笠岡市周辺の断層を震源とする地震が起きた際の被害想定などを記した。大塚会長は「巨大地震はいつ起きてもおかしくない。備えの大切さを改めて伝えたい」と話している。A4判、110ページ。200冊作った。市立図書館に寄贈するほか1冊千円で販売している。問い合わせは、同会が加盟する笠岡地区まちづくり協議会(0865-63-5949)【5月19日山陽新聞より】