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津波避難タワーなどで住民ら防災訓練/宮崎
南海トラフ巨大地震を想定した宮崎市の防災訓練が25日、市内2か所にある津波避難タワーなどで行われ、住民をはじめ19機関・団体の計約1000人が参加した。市内で震度7を観測、沿岸部に大津波警報が出されたとの想定で実施。4月にタワーが完成した郡司分の蛎原地区では住民ら約50人が避難訓練に臨み、約25分後の津波の到達に備え、タワーに逃げ込んだ。タワーは長時間の避難を想定して非常食や簡易毛布なども保管している。一帯は海岸からわずか約400メートルで高齢者の数も多く、地元の消防団員は簡易担架を使って住民を運ぶ訓練にも取り組んだ。参加した市消防団赤江分団の椎屋成人・副分団長は「消防団がすぐに駆け付けられるとは限らない。自主的に訓練を重ねてほしい」と話していた。【10月26日 読売新聞より】