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災害弱者の避難方法確認 玄海原発30キロ圏訓練/長崎

28日、九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の事故を想定し、福岡、佐賀、長崎3県合同の訓練が実施された。全域が30キロ圏内に含まれる長崎県松浦市では、高齢者ら災害弱者の避難を想定した福祉施設間の移動訓練が、県内で初めて行われた。特別養護老人ホーム青山荘の入所者3人が、施設の車で約30キロ離れた佐世保市の特別養護老人ホームに約1時間半かけて避難。介助を受けながら室内のベッドに移り、看護師が体温を測定したり、健康状態について聞き取ったりした。青山荘には現在、約70人が入所しており、大下孝事務長は「訓練ではスムーズにいったが、寝たきりの人もいるし、避難するための車も足りない」と不安を口にした。今回は、海上自衛隊のミサイル艇で壱岐市の住民10人を福岡市に移送する広域避難訓練も予定されていたが、気象庁が波浪注意報を発表したことを受けて中止された。県危機管理課は「実際の事故の場合は悪天候でも避難できなければならない。定期フェリーの運航状況などを基準に、どのくらい大型の船であれば避難できるのか確認したい」との考えを示した。【11月29日 読売新聞より】