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災害時に妊婦手助け 半田病院で専門家招き研修会/徳島
徳島県西部県民局の主催で30日、災害時における妊婦への対応方法を学ぶ「周産期等の女性にやさしい災害対策研修会」がつるぎ町立半田病院であった。妊婦に特化した研修会は県内で初めてで、県内の医療関係者約80人が参加した。国立保健医療科学院生涯健康研究部の主任研究官で産婦人科医の吉田穂波さんが「災害時に母児を守るため、私たちができること」と題して講演。吉田さんは全人口に占める妊産婦の割合は0.8%で、障害者や外国人より少ないことを示し「災害時要配慮者である認識がない地域がほとんど」と指摘。東日本大震災時には妊婦がどこにいるのか把握しづらかったことを紹介し、「平時から医療関係者や行政、防災士など幅広い人が連携し、災害時に早急な対応が取れるような体制づくりが必要」と訴えた。【7月31日 徳島新聞より】