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目背けず未来への教訓に…神戸・防災フォーラム/兵庫
災害時に必要な情報の伝え方を考える「神戸・防災フォーラム」(同実行委員会主催)が4日、神戸市中央区のジーベックホールで開かれた。特別講演には、宮城県石巻市立大川小に通っていた次女を津波で亡くした元中学校教諭の佐藤敏郎さんが登壇。「3・11を学びに変える」をテーマに講演した。佐藤さんは「学校は子どもを預かり守るところ。先生は『ここにいてはだめだ』となぜ言えなかったのか」と疑問を呈し、「学校で子どもの命が守れなかったことに目を背けず、みんなが考えることで未来への教訓にしていきたい」と訴えた。その後、情報伝達のあり方をテーマに、専門家ら4人が討論を実施。兵庫県で初の防災監を務めた斎藤富雄・元副知事は「自治体ごとに情報発信システムが異なる状況を改め、全国で標準化すべきだ」と訴えた。神戸学院大の前林清和教授は「南海トラフ巨大地震は30年以内に70%の確率で起こる。住民も他人事と思わず、自分から情報を取りに行く意識を高めていく必要がある」と指摘した。【3月5日 読売新聞より】
▼神戸・防災フォーラム2016
http://kobe-bousai.jp/