まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

いがらしひろき(いがらし・ひろき)

いがらしひろき(いがらし・ひろき)

長岡技術科学大学 システム安全専攻 産学官連携研究員

出身地:山形県鶴岡市
最近の防災・減災活動:
・シェアハウスの防災対策実施
・災害対応ロボットに関する研究
・リョーザンパーク http://ryozanpark.jp/

・防災に取り組み始めたきっかけは?

学生のころに科学館の展示用のレスキューロボット(災害対応ロボット)の製作に係わったことでした。その後、ロボットと防災で新規事業を立ち上げようとしていた会社に入社して、防災関係の方々とご一緒させて頂きました。防災の事業化はあまり順調ではありませんでしたが、個人的には災害対応ロボットの研究者の松野文俊教授の下で、社会人になってから博士まで取得させて頂いたことは感謝でした。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

東日本大震災で、災害対応ロボットがほとんど役に立たなかったことです。原因はいろいろありますが、使い方や運用イメージが未成熟なまま、開発されていたことや、目的や目標の不一致などが課題でした。そこで、防衛装備品を開発している電機メーカーに転職して課題解決に向き合いました。海外では民生品と軍民両用技術(ディユアルユース)の運用で、上記のような課題を解決していることが多いですが、日本の大学では困難だったように思えます。しかし、実際に取り組んでみると現状の制度では実現が困難な状況も分かったので、現在は違う切り口で課題解決に向き合っています。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

現場には多くの経験知が暗黙知として埋れているのですが、災害活動の前線で従事される方々の知見が開発の現場に届きにくいことです。現場の方々は、組織の肩書きがついてしまうと発言しづらいので、現場の声を拾いあげるための対話の場を、どのようにつくるかが課題だと感じています。また、原発事故対応からは、多くの新しい技術や方法が生みだされているのですが、このような技術をポジティブな「福島ブランド」として、他の分野への応用や、各企業が海外に発信しやすい環境をどうつくるかや、評価する(ほめてあげる)仕組みづくりをどうすればいいかなどを思案中です。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

個人的な取り組みでは「シェアハウス」の防災に興味がある方々と繋がるといいなぁと思っています。最近では数十人から数百人が住むシェアハウスも増えています。昨年まで住んでいた東京の巣鴨にあるシェアハウスの住民は41人で、職種も人種も多様な場所でした。オーナーの方と各種防災対策を一緒に取組をさせて頂きました。現在はマンション住まいなので、マンション防災に興味がある皆さんと勉強中なのですが、シェアハウスの防災に取り組んでいる方や興味がある方々とも繋がるといいなぁと思っています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

公的な防災から身近な防災まで、幅広い方々とリアルに繋がれる場や、イベントが出来るといいと思います。また、今後も継続頂くことに期待します!!

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