まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

上園智美(うえぞの・ともみ)

日本ミクニヤ株式会社、名古屋大学減災連携研究センター

出身地:熊本県熊本市
最近の防災・減災活動:2014年4月より、名古屋大学減災連携研究センターへ受託研究員として出向中です。減災館で楽しくわかりやすい展示を考えたり、子育て世代向けの「パパ・ママ防災ガイド」を作成したりしています。

・地域防災にはまったきっかけは?

入社以来、防災の仕事をしてきました。
最初に配属されたのは「砂防」の部署で、土石流が発生した渓流や人家裏の斜面を登って調査していたのですが、ある頃から「私たち技術者が一生懸命調査して必要な対策を考えても、最後はそこに住んでいる人たち自身が危機感を持って逃げてくれなければ、意味がないなぁ…」と考え始めました。
そこで、例えばハザードマップをわかりやすく説明するようなことがこれから必要になるのではないかと思い、「防災教育を専門分野にします」と社内で宣言しました。記憶をたどると、2005年のことです。
その2年後、内閣府が実施した「ぼうさいカフェ(防災知識普及モデル事業)」に担当者の一人として関わったことで、熱意あるたくさんの防災人と出会い、「正しい知識を魅力的な形でわかりやすく提供する」ことにどっぷりはまりました。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

これまでたくさんの方と議論させていただいて感じているのは、防災には「経験・想像力・楽しむ」の3つが大切だということです。
普段やったことがないことは、災害時だからといって突然できるわけではないので「経験」しておくことが必要です。
じゃあ、経験していなければ全然ダメかというとそんなことはなくて、想像力を豊かにすることで補填することができるので「想像力」も大事。
そして「楽しむ」ことを忘れなければ、防災を永く続けていけるのではないかと思っています。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

情報を共有する「場」が少ない、ということです。
お互いの悩みや取り組みを共有する「場」があれば、「みんな同じことで悩んでるんだ!」とわかるし、いい取り組みに影響を受けることもできます。
「場」をどうやって増やしていくか、また継続的に続けていくにはどういう工夫が必要なのか、考えています。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

川崎市男女共同参画センターの脇本靖子さん。
「男女共同参画の視点でつくる避難所運営ガイド」を企画・作成していらっしゃいます。素敵なイラストレーターでもあります。
愛知県安城市役所の尾本吉弘さん。
名古屋大学減災連携研究センターの元受託研究員で、愛知県西三河地域の連携を進めていらっしゃいました。パワフルなのに細かな気遣いもできる方です。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

TEAM防災ジャパンをきっかけに、防災に関する知識・情報・人がどんどんつながって、日本中で新しい防災の芽がでてくると素敵だと思います。