まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

中原祐美(なかはら・ゆみ)

中原祐美(なかはら・ゆみ)

ヨガインストラクター、ラブ&ヒップ 川尻お尻愛プロジェクト 代表

生年月日:1986年2月3日

・防災に取り組み始めたきっかけは?

初めて私の人生で防災に関わったのは、平成26年8月に発生した広島市豪雨土砂災害の土砂撤去ボランティアでした。現場に関わってみて、大切な人を守るには自分がまず元気であって知識がないといけないと気づきました。その経験が、ヨガ講師やフィットネスインストラクターに転職するきっかけになり、以来人を元気づけること、体を鍛えることの大切さを伝えることをライフワークとしてきました。
本格的に防災に取り組むきっかけとなったのは、結婚を機に移り住んだ地域の豪雨災害でした。自宅の井戸水提供から始まったこの活動では、ヨガの重要な知識である東洋医学が災害対策の現場に役立つことを実感し、私だからこそできる防災活動があると気づく機会となりました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

平成30年7月豪雨災害は広い地域で甚大な被害を蒙りました。私の住む町で断水が一か月近く続き、給水所に来られない方に生活用水や飲料水の配布、携帯トイレの設置を行いました。最初は友人とたった2人ではじめた活動でしたが、最終的には60人の方が参加して頂いた活動となりました。やってみて大変有意義だなと思ったことは、この活動は単に水や物資を配る作業ではなく、一人一人とお知り合い(=お尻愛)になり対話やコミュニケーションをとることで、笑顔交換や元気交換ができ、非常時でもお互いに幸せな気持ちになれる!ということです。東洋医学でも、「呼吸」(=会話)が非常時における不安や人間関係の摩擦を緩和すると教えています。この知恵を日頃から広げていくことが、ヨガインストラクターの私ができる防災活動なのではないかと強く感じるようになりました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

地域の特徴に合わせた防災のあり方をそれぞれが考えておくべきだと感じました。60歳以上が半数を占める私達のまち川尻町では、足腰が不自由な方や車がなく給水所まで水を取りに行けない方、特に高齢の女性の一人暮らしが目立ちます。地域性からか遠慮がちな方が多く、本当は困っているのに「うちはええけん」とお水を受け取られない方もたくさんいました。災害が起こってからではなく日頃から、本音で助け合える信頼関係が重要な課題と感じています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

行政の動き方について理解し、把握できていると効率的な動き方ができる、と感じています。都道府県や国と連携して強力な支援を投入する一方、どうしても行政は全体の公平性に引っ張られる傾向があると思っています。我々民間はごく限られた地域の活動になりますが、細やかなフォローが可能と考えています。相互に特徴を把握し、年に一度担当者との顔合わせ、意見交換などを行うことは有事の際の大きな備えになるのではないでしょうか。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

今回の寄稿にあたり、本当にたくさんの人が日本各地で防災に取り組まれていることを知りました。災害発生の際には、このTEAM防災ジャパンネットワーク様が連携し、今被害が発生している地域に必要な物資、人材を届けられるようなポータルサイトになれたら素晴らしいのではないかと思います。

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