まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

井手文雄(いで・ふみお)

熊本県上益城郡益城町立広安西小学校 校長

生年月日:1957年8月5日
出身地:熊本県山都町
最近の防災・減災活動:(最近の講演歴)
 平成29年1月6日徳島県防災生涯学習推進大会「熊本地震は突然に!その時学校は・・・」(徳島市あわぎんホール)
 平成29年5月31日九州大学人間環境学コロキウム委員会主催シンポジウム「災害時に私たちに何ができるか」(九州大学箱崎キャンパス) 等

・防災に取り組み始めたきっかけは?

熊本地震が発生し、本校児童の家族を含むたくさんの避難者の方が学校を頼りにして避難してこられたことから、これまでの経験や知恵を絞り出し、関係職員等と協力して具体的な取組が始まりました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

学校にいち早く駆けつけ、避難者支援にあたる職員の激務を笑いで癒すことから始めた「広西避難所内閣」が予想以上に評判がよかったです。任命された各大臣にとって、業務の見届け、責任感、ノウハウの蓄積、創意工夫、有用感などを充実させることにつながりました。指名した総理にとっては、入れ替わる職員の把握と、業務の進行管理の視覚化、活躍した職員への適正評価などに役立ちました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

避難の方の声を聴いて、現状に寄り沿い支えるカウンセリングマインドを発揮することや、各種支援の申し出を安易に断わらず支援をWin&Winの関係を有効につなぐコーディネート力と決裁権が必要だと思います。そのためには、防災拠点の整備と災害の程度に応じた住民主体の避難所運営体制の明確化や周知が必要となります。また、「誰のために」「何のために」「いつまでに」といった行動目的や判断基準を、もっと明確にしていきたいと思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

様々な業種や立場の方々から、震災初期からこれまでご支援を頂きました。特に、子どもたちのケアや見守り、長期展望を持った育成にマンパワーであたっていただいたことはありがたかったです。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

被災後の情報収集を通して得られた多数の知恵や教訓を体系的に整理分類していただき、今後の効果的な防災や心のケア、早期の復旧復興のための参考となる提言にまとめていただくことに期待したいです。