まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

仲 司(なか・つかさ)

仲 司(なか・つかさ)

和光市 危機管理監

出身地:東京都府中市
最近の防災・減災活動:平成28年4月〜埼玉県和光市役所 危機管理監
第40回九都県市合同防災訓練・埼玉県会場(令和元年度埼玉県・和光市総合防災訓練)が和光市で開催され、当市の実務代表者として埼玉県危機管理防災部や埼玉県南西部消防本部と共同して訓練を運営した。

防災を取り組み始めたきっかけは?

バトンを渡してくれました内山市議会議員からも紹介していただきましたが、私は陸上自衛隊を定年退職後に役所の危機管理監となりました。
自衛官としては「防衛のプロ」でしたが、防災に関しては人命救助や災害復旧の一部を担った経験はあったものの、基礎自治体における幅広い分野の災害対応事務に関しては初めての取り組みばかりで、基礎の基礎から勉強しました。
役所に採用されて4年目になりましたので、ようやく「防災のプロ」の端くれになれたような気がしています。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

当市は平成26年6月の集中豪雨により、床上床下浸水が各30棟程度発生しましたが、局地的な災害に市職員が組織的に取り組むことができませんでした。そこで、大規模災害に至らないような災害にも、切れ目なく組織的に対応するための「切れ目のない災害対応事務体制」の仕組みを平成31年2月に策定しました。新たな体制は、従来の「平素の組織から災害対応組織へ移行する」 から、「同一の組織で平素の自治事務と災害対応事務を同時に処理する」に発想を転換しました。
これを成り立たせるため、「コア災対本部」という新しい考え方を導入しました。平素の事務は継続しつつ、中小規模の災害が予想される時点から、災対本部の骨格的な組織である「コア災対本部」が災害対応準備を開始し、被害の程度に応じた機能を使い災害対応事務を行います。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

地域防災力は、「住民同士の絆の強さ」と「基礎自治体職員の組織力の強さ」が呼応して強くなっていくものと考えています。
「住民同士の絆の強さ」は自治会連合会だけでは低い加入率のため市全体をカバーできず、平成28年度から小学校区ごとに徐々に発足している地区社会福祉協議会に期待するところが大きいと考えています。また、「基礎自治体職員の組織力の強さ」については、「切れ目のない災害対応事務体制」がプロトタイプの段階ですので、職員初動対応訓練(ブラインド型図上訓練)で当市職員に浸透させていく必要があります。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

防災スペシャリスト養成研修のうち、内閣府(防災)に当市職員を3ヶ月間のOJT研修に派遣しました。派遣した担当職員を通じて防災体制の中枢とダイレクトに繋がれ、顔の見える関係ができました。
また、市民レベルでは、地域コミュニティを活性化して地域福祉力を向上する地区社会福祉協議会は、将来的には地域防災力の向上にも繋がります。和光市社会福祉協議会に所属している地域福祉コーディネーターは、その地区社協の活動に寄り添い、その発展に寄与しています。私からバトンを渡す方は、和光市において市民レベルで防災啓発を推進する「和光ボウサイ部」でも活動されている地域福祉コーディネーターの塚本拓(つかもと たく)さんです。


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