まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

伊勢みゆき(いせ・みゆき)

特定非営利活動法人まなびのたねネットワーク

生年月日:1973年11月12日
出身地:宮城県仙台市
最近の防災・減災活動:
・宮城県浦戸諸島桂島での防災教育ワークショップ
・小学校での防災とまちづくりをつなげる授業
[著書]復興ツーリズム 観光学からのメッセージ 寄稿
  発行:総合観光学会 出版:同文舘出版

・地域防災にはまったきっかけは?

初めて小学生対象の牡蠣養殖体験を実施したのが2011年3月5日。6日後に起きた東日本大震災の支援活動がきっかけ。孤立状態の島での支援活動を続け避難所通いをしている時に、桂島は「全員助かった」と聞きました。その背景には、消防団員の働きと日頃からのつながりで限界集落でありながらも高齢者を助けられた話を涙ながらに語ってくれたのが協力してくれた漁師(消防団員)でした。島から学ぶ事が多いと確信し、『自分の命は自分で守る』『共に助け合う』をテーマに防災教育ワークショップを開発し、毎年実施しています。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

一言で言えば、「知る」こと。災害に対する知識や必要な備え、そして自分の住んでいる所の情報、そして地域の中で顔が見える関係を築くこと。東日本大震災の被災体験から、顔が分かる、名前を知っているというだけでも共助につながった例を沢山見聞きしただけでなく、自分自身も痛感しました。
まず自分自身の命の守り方を知る自助、次に助け合う共助、近くの方と助け合う近助。近助の有り難さを実感したのは、日頃からのつながりでした。
だからこそ、日常生活の中でいかに人と関わって過ごすかが大切であると感じています。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

意識の風化。東日本大震災から5年目を迎え、地元でも災害に対する意識を持ち続けている人も多くいる反面、ヒト事になってきているのも感じます。どうやったら、自分の命を、周りの人の命を守れるか?想像を働かせ、自分で考え、判断し、行動できる主体的に生きる力を育てることが防災だけでなく、まちづくりにもつながると思います。大人が子どもと共にいかに日常的に問いを持てる機会を創れるかでしょうか。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

一般社団法人コミュニティ・4・チルドレン 福祉・防災学習コーディネーターの菅原清香さんをご紹介します。
宮城県内における、地域一体で取り組む防災・福祉学習の推進に取り組んでいます。現在、一緒に「みやぎのこころのデザイン教育」として、被災地の学校を中心に子ども達のセルフケアを目的としたワークショップ型の授業を行っているメンバーです。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

想いのある人たちの顔が見え、つながる場があることが嬉しいです。
災害は必ずやってきます。いざという時に助け合える関係を築いていけたらと願います。