まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

伊藤俊(いとう・しゅん)

2021年1月6日

伊藤俊(いとう・しゅん)

南三陸ホテル観洋 第一営業次長(企画課長兼務)
  防災士(日本防災士機構 登録NO.118168)
  南三陸町伊里前復興住宅自治会長(3期 H28.8月~H31.3月)
南三陸町地域観光復興協議会事務局

生年月日:1975年4月30日
出身地:宮城県南三陸町
最近の防災・減災活動:山形観光アカデミー 観光ビジネス基礎講座講師(担当テーマ:危機管理)
復興庁「新しい東北」FW:東北FanMeetingゲスト
東京・大阪・京都・福岡各地域の高校・大学での講演
オンライン(Zoom)による講話・ワークショップ・授業等
建築防災、児童養護等団体機関誌へのコラム寄稿

防災を取り組み始めたきっかけは?

取り組みのスタートは、東日本大震災で経験した・気づいた・学んだ、その大切な事を一人でも多くの方々へ伝えようという「語り部」としての活動に関わる中で、防災についても自然と考えるようになったことです。防災が、自分が取り組む活動の一部になっていきました。
災害からだけではなく、いろいろな事から自分の大切な命を守り、自分のいちばん大切な人も守る力(心)をたくさんの方々に持ってほしいと願っています。人を大切にする事が、地域を守る取り組みにも繋がっていると信じ、この活動を継続していきます。
「語り部=命を守る活動」の重要性を、これからも日々皆様に伝え続け、積み重ねたいと思います。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

「伝えること」に何かゴールがあるわけではなく、防災も100%完璧な何かがない以上、常に想定以上の想像力を育んだり、キッカケを作っていこうという気持ちでおります。
正常性バイアスが働く私たちだからこそ、常に学んだり、いろいろな場所で直接感じた知識、知見を日々の日常の中で蓄積しつつ、「心の備え」を心の片隅にでも持つことが、いざという時に大切な命を守れると信じています。そのことが伝わるように伝える意識で、自分の言葉も常に変化していきます。
よかったこと、悪かったこと、全て向き合うことが一番大切なエピソードかもしれません。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

「伝える」活動を諦めず、時には挫けそうになりながら、それでも下を向かず前に向かって進んでこれたのは、多くの方々との出会いと繋がりが次々と生まれる中において、自分にはない知識、経験、環境、志、教訓などの大切な学びを与えてくださる関わりが積み重なってきたからこそだと実感しています。
一人一人が自分で何ができるかを考え、行動し、備えることも大事ですが、一人で出来ないことはみんなで考え、共有する。身近なコミュニティの中で継続的に活動し続けることは、これからの次世代にも繋げたい課題でもあり、目標でもあると思います。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

全国で初めて防災の専門学科ができた舞子高校・環境防災科の卒業生で、東日本大震災後も福島などで災害ボランティアを経験し、広島大学を経て、現在はもっと防災を専門的に学びたいと兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科に在籍されている、成尾春輝さん。
南三陸を訪れた際も、真剣にお話を聞いていただいたことが印象に残っています。
来春から釜石に活躍のフィールドを移される予定を伺い、今後も防災教育をもっともっと普遍化していくための活躍が期待されますので、応援と同時に仲間としても繋がっていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

終わりのない目標に向かうのは実は簡単でないとも思いますので、繋がるキッカケや共有・協働できる仲間を増やす場として活用が期待されます。
近くのコミュニティ形成も大事ですが、大規模災害時は遠隔地とのネットワークも大事になってくるので、日常から情報共有や情報交換できる場としても期待されると思います。