まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

佐伯欽三(さえき・きんぞう)

山口県岩国市役所人権課

生年月日:1971年7月3日(東亜国内航空「ばんだい号」墜落事故当日)
出身地:山口県岩国市
最近の防災・減災活動:災害ボランティア団体山口災害救援、熊本地震・鳥取地震において災害ボランティア活動、日本集団災害医学会PhDLSインストラクター、MCLSプロバイダー・BHELP プロバイダー(試行)コース受講、人道&緊急支援の国際基準トレーニング基礎編受講、国際緊急援助隊医療チーム登録隊員(医療調整員)、新潟大学履修証明プログラム(災害医療コーディネーターコース)履修生など

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

阪神・淡路大震災の時に、行政の福祉職応援職員として神戸市に派遣となり、被災者支援制度の一つであった生活福祉資金の申請受付窓口を担当して、被災された皆さんの苦しみを窓口で伺い、そして街を歩いて被災状況を肌身で感じたことが防災に踏み込んだきっかけです。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

平成17年台風14号で地元が被災し、その際に痛感したことが3点あります。
(1)報道の「24時間に降る雨の予想が多いところで450mm」の数字が、どの様な災害をもたらすか。このイメージの欠如が私自身にあったため、後悔の念が尽きないことです。
(2)平時から全職員配備可能な体制の構築と活動要領の徹底無くして災害対応は無理。特に避難勧告発令等、首長の決断を補佐する、防災知識の豊富な幕僚(職員)の必要性です。
(3)災害対応は首長の政治生命に直結することです。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

自らと違う人、組織、分野とつながらないと活動の進展はありえないと思います。その「つながる」には単に顔見知りになるだけではなく、相手の立場を理解しないと災害時に協力体制の取れる、本当の意味での「顔の見える関係」にはならないと思います。そのためにも、様々な分野について「知り、経験し、知恵の蓄積」を続けていきながら相手の立ち位置に思いを寄せながら「つながろう」とし続ける人を増やす仕掛け作りが課題だと思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

・ある災害ボランティアリーダーの方(反面教師なので詳細は控えます。でも、その存在が災害に対して必死に取り組めるモチベーションの一つになりました)
・山口県宇部市役所の弘中秀治さん(行政職員でここまでできるのか!と自分の殻を割ってくれました)
・訓練会・研修会で知り合えた全国の消防職員・災害医療の世界の医師・看護師・薬剤師・他様々な医療分野での素晴らしい先生方、災害ボランティア仲間(ホントはお1人お一人紹介したい方ばかりです。私に活動の熱を授けていただいています)


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

上の設問でも一部述べましたが、様々な分野について「知り、経験し、知恵の蓄積」を続けていきながら相手の立ち位置に思いを寄せながら「つながろう」とし続ける人を増やす仕掛け作りの課題、と申しましたが、その課題解決のきっかけに、そして防災についての「疑問・不安」について、「知恵の宝庫」で「解決・安心」に繋がるツールにTEAM防災ジャパンサイトがなっていただけたら。と思っています。