まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

八木和美(やぎ・かずみ)

一般社団法人RQ災害教育センター
防災士、パーソナルコーチ

出身地:石川県
最近の防災・減災活動:
熊本地震支援のために、九州の自然学校関係者と「RQ九州」を設立(2016)
関東・東北豪雨支援のために、「RQ常総」「RQくりこま」設立(2015)
広島土砂災害支援のために、広島在住の有志とともに「RQ広島」設立(2014)
「災害教育」を研究するためのブックレット制作(2012)

・防災に取り組み始めたきっかけは?

東日本大震災発生後、災害救援の団体でのボランティア体験から。当時の代表が「災害教育」を提唱しており、既存の「減災・防災教育」とどこが重なり、どのようなことが違うのか、と問いを持ち続けて被災地に足を運んでいるうちに6年が経ちました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

現地での支援活動では、中・長期に活動できる専従のコーディネーターの存在は重要。初期から関わる人は、日常業務への復帰や疲労が重なり、活動を継続することが困難になります。2016年に発生した熊本地震の支援活動では、活動可能な現地コーディネーターがいることで、支援地域の信頼を深めることができました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

これまで、災害発生後に現地の環境教育・野外体験活動等の関係者とともに緊急支援活動の団体を設立してきました。この経験から、災害発生時にすみやかに現地に支援活動団体が立ち上がるためには、全国規模で災害発生以前から上記関係者間のつながりのネットワークを再構築する必要があると感じています。2017年度からは、そのための具体的な方法を模索していく予定です。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

広島土砂災害では、災害発生以前から社会福祉協議会を含む広島市内の団体間で災害時の協定が結ばれており、現地関係者がそのメンバーであったことで、現地での支援団体設立がスムーズにできました。日頃から防災の意識が高い(地域、企業、団体、個人など)は、災害発生時に外部からの支援を受け入れる力も高いと感じます。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

日本で生活する誰もが、自然災害の被災当事者になる可能性がある時代に生きています。得たい情報がわかりやすく掲載されている信頼できるサイトの存在が、災害に強い社会づくりにつながると思います。分野を超えた人材が、実際につながりを育む場になるといいですね。