まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

北村美和子

2022年10月19日

北村美和子 (きたむらみわこ)

東北大学 災害科学国際研究所 特別研究員・助教

主な活動地域:

宮城県 仙台市青葉区

最近の防災・減災活動:

防災を取り組み始めたきっかけは?

東日本大震災でのボランティア活動がきっかけでした。当時は東京在住でしたが車で駆けつけました。しかし私1人では何をして良いのかわからず、役場で紹介された個人宅の片付けを手伝っておりました。あまりにも甚大な被害に自分の無力感を感じ、災害を学んで自分がもっと役に立つことをできるようになりたいと思ったのがきっかけでした。震災直後の女性、高齢者、障害者、そのご家族などの苦労を知って状況を改善したいと思いました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

津波から避難しなかったり、避難が遅かったりした人がいたのはなぜなのか。性別なのか、年齢なのか、家族構成なのか。ずっと考えていたときに、東日本大震災でお亡くなりになった方々の記録誌に出会いました。被災された方々がどのように生きて、震災の日に何があったのかについて、お寺の和尚さんが戒名をつけるために書き記したものがもとになっていました。この記録誌があったおかげで多くの方々の避難行動がわかりました。しかしまだ研究の入り口に近づいただけです。まだまだ学ばなければいけないことがたくさんあります。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

災害の研究のために、最初は1人で東日本大震災の被災地へ行き、コツコツと皆様にお話を聞きながら時間をかけてきました。当時は教えていただけなかったことも、今ではやっと皆様にいろいろな話をしていただけるようになりました。長い時間を過ごすうちに、縁があって出会った皆様とのつながりは何にも変えがたい大切な宝物です。東日本大震災から11年の年月が経ちましたが、まだまだ学ぶことは山のようにあり、これからも多くの人たちとつながりを持ち、学ばせていただき、そして減災の実現へとつなげていきたいです。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災はひとりの力ではどうすることもできません。TEAM防災ジャパン防災サイトに関わっていらっしゃる皆様と一緒に防災・減災が実現するように私も努力したいです。また、特集記事を読み、皆様の活動を知ることでたくさんの元気をいただいています。これからもサイトの情報を楽しみにさせていただきます。