まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

坂本賢吾(さかもと・けんご)

2020年10月26日

坂本賢吾(さかもと・けんご)

北杜市役所 総務部 消防防災課長

生年月日:1968年1月19日
出身地:山梨県北杜市
最近の防災・減災活動:災害派遣トイレネットワークプロジェクト https://www.city.hokuto.yamanashi.jp/docs/14010.html

防災を取り組み始めたきっかけは?

2018年4月に、総務部地域課へ防災調整監として異動したことがきっかけです。
防災・減災に満点はなく、終わりなき課題ですが、一人ひとりが「災害は身近にある」という意識を持ち「準備」ができるよう支援するのが現在の公助だと考え、現場を見て、人と話し、できることはすばやく対応するように心がけています。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

着任後、北杜市の防災施策の方向性を「減災力の強いまちづくり」としました。
住民・地域・行政が、それぞれの役割を実行できるために意識の向上を図り、防災・減災を文化として日常生活に取り入れられるよう、まずは5年を目標に出前塾と北杜市独自に「減災リーダー」の人材育成をスタートしました。
それから2年後になる今年、新型コロナウイルスの影響により、それらの事業が思うように進められなくなりましたが、減災リーダーが中心となり、自助・共助による災害リスクと取るべき行動を主体的に考え、感染症対策の訓練やケーブルテレビでの啓発など、減災への取り組みが一部地域ですが動き始めました。
この、減災リーダーの育成は、市役所職員も救命救急講習と併せて実施しています。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

『意識』が最も重要と考えます。
「自分は大丈夫」という意識から「災害は身近なところにある」へ一人ひとりの考えを変えていくきっかけを、日々の支援を継続することによって、必ずその意識へ変わってくると信じています。
併せて、日常業務に忙殺されている職員の準備と連携も課題であると感じていました。そのため北杜市では、感染症対策と併せて地域防災計画に規定する分掌に基づき、初めて各班で主体的に計画した訓練を行いました。これにより課題と対策が明確になったので、この訓練を継続的に行なうことで、今まで以上に庁内連携の強化が図れると感じました。
ほかにも、住民の高齢化と職員不足、福祉防災など課題は尽きないです。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

「今、地震が発生したらどうしますか?」「逃げればいいじゃん」・・・、それに続いた防災・減災の話を聞いて、災害は身近なところにあるんだ、と興味が沸いてきました。「ほとんどの人は興味を持つんです」と、減災ネットやまなしの向山理事長の話を聴き、意識が大きく変わりました。
19年1月、向山理事長主催の研修に参加し、富士市役所での研修後「トイレトレーラー」の話を「トイレの人」から伺いました。被災地における「トイレ」の課題を少しでも解消するために、いつかは・・・と決心しました。同年の台風19号における課題への対策の一つとして北杜市でもトイレトレーラーの導入が決まり、20年9月に納車となりました。導入のきっかけとなった「トイレの人」とは、富士市役所防災危機管理課の太田さんです。
向山さんの減災、太田さんのトイレ、この二つを中心に。これからもつながりの輪を広げていきたいです。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

「命を守る」ために多くの方々の取り組みが、国民ひとり一人へ伝わり、防災・減災が日常生活のひとつになるよう、つながりの輪が実のあるつながりとして広がることを期待しています。