まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

天野純子(あまの・じゅんこ)

天野純子(あまの・じゅんこ)

医療法人ハートフル理事長 アマノリハビリテーション病院リハビリテーション科診療部長

出身地:広島県廿日市市
最近の防災・減災活動:日本大規模災害リハビリテーション支援協会(Japan Disaster Rehabiritation Assistance Team)所属 初動対応隊員
広島JRAT代表
熊本地震災害支援(2016年)、平成30年西日本豪雨災害支援(2018年)、台風19号災害支援(2019年)

防災を取り組み始めたきっかけは?

2011年3月、東日本大震災が発生しました。
その災害では助かったけれども避難生活で体調を崩して死亡する人達、いわゆる「災害関連死」を私達は経験しました。何らかの支援があれば死なずにすんだかもしれない命…「災害関連死ゼロに!」という目的で、リハビリテーションに携わる人達が「JRAT」を立ち上げました。自分もリハビリ医として何かできないかと、JRATに参加したのが防災に取り組むきっかけとなりました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

2019年に台風19号による千曲川氾濫の災害支援のため、長野県行った時のことです。避難所に児童館が設置されていました。学校帰りの子供達が集まっていました。子供達と話をしていると、子供達が「避難所にいるおじいちゃん、おばあちゃんのためにできる事はないか」と言ってくれました。子供達は児童館の先生達とワークショップを開いて、朝の体操の時に声かけをして回る事、一緒に体操をする事、絵や折り紙工作で元気付ける事などを提案・実施してくれました。それから避難所の雰囲気はとっても明るくなりました。
みんながそれぞれの役割を持って社会参加する事は、とても大切な事だと思いました。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

リハビリテーションは避難所の生活にも必要ですが、仮設住宅に移行する際こそ必要だと感じています。その方の身体状況を把握し、その方が社会参加しやすい環境を整える必要があります。そうしないとその方は引きこもりになって心身が弱ってしまいます。周囲との関連も築けないので再度災害が起こったときは避難が困難となる事も心配です。被災者の方々の入居を決定する際、実務担当の行政の人達と連携したいのですが、なかなか困難です…
「入居検討委員会」みたいなものが設置されて、行政・医療・福祉が連携して被災者の方々の社会参加の再構築を行えるようになったら良いと思います。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

私達はリハビリテーション専門職として医学的にその方の身体状況や環境の評価をし、プランを立てる事はできますが、実際に歩行器や手すりなどの福祉用具を手配していただくのは現地の社会福祉士の方達です。彼らとの連携は必須です。台風19号被害の支援で長野県に行った際、とても熱心な社会福祉士の方々と出会いました。随分と環境整備が捗りました。繋がれて本当に良かったです。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

各専門職のスペシャリストが参加しておられるこのリレー寄稿は大変素晴らしいと思います。こんなにもたくさんの人達が日本の災害事対応、減災、防災に力を注いでくれている! 力をもらえます。
このサイトがさらに発展し、多くのスペシャリスト達が参加できるように願っています。

検索結果( 件)