まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

宇田川規夫(うだがわ・のりお)

国際救急法研究所 理事長、港北区災害ボランティア連絡会 会長

生年月:1946年7月
出身地:東京
最近の防災・減災活動:ゆめ風基金理事として、防災団体にゆめ風基金の活動を始めとして障害者防災へのつながりを強めてもらえるよう働きかけている。 また地域防災訓練へのアドバイス活動を行えるようになって来たのは、この7年間の地元での活動がやっと芽を出したかと思っている。

・防災に取り組み始めたきっかけは?

救急法の目的は事故防止です。そこから防災へも目を向けるようになり、奥尻地震で初めて現地に行きました。阪神・淡路大震災で長田区の避難所の体育館に泊まらせてもらいながらいろいろ見聞き体験したことが、その後の全国の仲間とのつながりの元となりました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

食の確保は災害時の大事な問題です。奥尻島では住民の方から配給のロングライフ牛乳を頂きましたが、その味にびっくりしました。また神戸では届いたおにぎりが寒さで固くなっていて食べられず、雑炊にしてもなかなかほぐれなかったことを経験しました。
それぞれ現場の状況を読みながらの支援が必須だと感じるとともに、災害時でも美味しい食事の提供の大切さを感じさせられました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

人と人のつながりが大切と防災では誰もが言いますが、地域での他者とのつながりを嫌がる今の都会の住人にそれを伝えるのは容易なことではありません。ですから小さなつながりでも意味があると多くの事例で学びあうようにしているとともに、地元でもいろいろな団体に関わりながら、全ての場所で防災を説いています。地元の防災団体に7年前に出戻りし、地域防災を具体的に展開する難しさを痛感しています。だからこそ災害現場の大変さを見聞きしたボランティア経験者が地元の防災団体の活動にも参加して欲しいと思っています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

震災がつなぐ全国ネットワークは寺子屋活動を行い、様々な角度から災害を考える活動をしており、それに参加して来ました。そこでの討論が災害救援を深く考えることにつながっています。討論の大切さを感じますが、なかなか出来ないもどかしさも感じています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

災害時要援護者というおおざっぱなくくりではそれぞれが抱える困難は見えません。障害者防災でも障害別で困難は違いますが、そこを知るのはとても難しいことです。そんな活動も取り上げていただけると嬉しいです。