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運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

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【ぼうさいこくたい編】室﨑益輝

2017年11月10日

【ぼうさいこくたい編】室﨑益輝 (むろさきよしてる)

兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科・科長(教授)

主な活動地域:

兵庫県 全域

生年月日:1944年8月21日
出身地:兵庫県
最近の防災・減災活動:「事前減災・・その構えと備え」(関東弁護士連合会シンポジウム基調講演)、「減災に資する人材育成」(内閣官房ナショナル・レジリエンス懇談会プレゼン)、「被災地の教訓の継承・・阪神・淡路から中越へ」(自治体災害対策全国会議基調講演)、「災害と自治体の危機管理・・熊本地震を踏まえて」(地方議会人47巻3号)、「自治体は『想定外の災害』にどう向き合うか」(ガバナンス188号)、「糸魚川大火からの復興の課題・・過去の大火経験に学んで」(日本災害復興学会誌「復興」19号)

・「ぼうさいこくたい」の開催に向けて、伝えたいこと、知ってもらいたいことについてご紹介ください。

今回の「ぼうさいこくたい」は、「減災と復興」の「過去、現在、未来」を極めることだと、思っています。言うまでもないことですが、その中では「現在」が何よりも大切で、現在をしっかり議論する必要があります。東日本も、熊本も、そしてその他の被災地も、間接被害と復興が進行形だからです。そのためには、抽象的な議論を避けなければならないし、未来の夢を語っておしまいの議論も避けなければなりません。
ところで、私は「ぼうさいこくたい」の4つのセッションで発言する機会をいただきました。そのセッションのテーマは、(1)地区防災計画、(2)ボランティア連携、(3)巨大災害対応、(4)防災教育の4つです。この4つのセッションではすべて、コミュニティ、ボトムアップ、ヒューマンウエア、パートナーシップ、レジリエンス、ビルドバックベターというキーワードに要約される、理念と課題を議論することになると思います。被災の現実から出発して、被災者に寄り添って、社会の変革を目指すことが、そこでは期待されています。
さて、現在と未来を語るときに、過去に学ぶこと、過去を検証することを忘れてなりません。過去の学習が欠けているために、同じ過ちを繰り返しているといって、過言ではないです。内外の事例に学んで生かすことが大切です。防災教育や減災まちづくりの先進事例に学ぶこことも必要です。そして何よりも今を検証して軌道を修正することも欠かせません。「ぼうさいこくたい」を通して被災者の声を聞き、謙虚に学ぶ姿勢を取り戻したいです。

▼過去のリレー寄稿はこちら
https://bosaijapan.jp/people/室﨑益輝(むろさき・よしてる)/