まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

宮野由紀子(みやの・ゆきこ)

宮野由紀子(みやの・ゆきこ)

目白大学人間学部 助教
防災士・保育士
川崎市消防局応急手当普及員・MFAチャイルドケアプラスIR
陸上自衛隊東部方面隊オピニオンリーダー会会員

出身地:横浜市港北区
最近の防災・減災活動:
2015年12月 日本子ども安全学会学会誌「子ども安全研究」『保育所の安全と保育者の質向上への課題』
2016年5月 日本保育学会発表『保育における安全とBLS(一次救命処置)教育の現状と課題』
2016年6月 一般社団法人水難学会学術総会発表『学校・保育現場における事故のデータについて』

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

認可保育所に勤務していた時、防災訓練について疑問を持ったのがきっかけです。
保育所は、児童福祉施設最低設置基準に従い、月1回は避難及び消火に対する訓練を行います。流れ1、あらかじめ決められた日時で行う。2、火事でも地震でもサイレンが鳴ると園児はまず防災頭巾を取りに走り園庭に飛び出す。3、園長から「今日は何秒かかりました、次はもっと早くがんばりましょう」と避難にかかった時間を園児に告げる。多少の違いはあるものの、どの園に行っても似たりよったりの訓練。実際の災害時に「大丈夫?これでいのち守れる?」と疑問を感じました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

講義形式で、保育所で起きた災害や事故事例、実際の保育所を見て、学生の目線で感じた危険箇所をあげ、対策や事故が起きてしまった時の対処法としてBLSを取り入れました。
園児向けは、子どもの発達に合わせた「かるた」や「紙芝居」を制作し、伝え方の実習を行いました。学生たちは、非常に熱心でどんどん吸収し「自分の命と子どもたちを守る!」という使命感を持ち、授業に参加することへの意義を感じることができます。 一方、現場の先生がたに防災、BLSの講習の必要性を話すと「大事なことだけど、忙しくて…」など消極的な返答もしばしば。それでも伝えることが大事だと考えます。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

私は保育士養成、教職課程で「防災」の必修化が必要だと考えています。文部科学省は2019年より教員を養成する大学の教職課程で防災を必修科目の中に取り入れる方針を打ち出しています。しかし、教員養成で防災を教えられる大学教員は数少ないと思われます。だからこそ、今防災に携わっていらっしゃる先生方と情報交換をしながら、研究会などの発足や、先生方を分野別に検索できるシステムが必要だと思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

共同研究者の国士館大学防災・救急救助総合研究所の月ヶ瀬先生です。
保育所などの研修講師もコラボさせていただいております。研究者として、母親として、子どもの安全を守りたい想いなど私と共通点が多い先生です。「子どもの防災・安全のことなら私たちにお任せください!」


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

「保育防災」「子ども防災」の分野を学問として確立することを目標としています。なんらかの形で研究にお力沿いいただけたらと思います。将来、子どもたちの「先生」になる学生たちに、大学で、専門学校で、防災を学べる環境になればと願っております。

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