まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

寒川一(さんがわ・はじめ)

2015年7月18日

寒川一(さんがわ・はじめ)

株式会社ステップキャンプ代表取締役

生年月日:1963年6月4日
出身地:香川県
最近の防災・減災活動:
アウトドアガイド、ショップ経営を経て『楽しく備える』をコンセプトにアウトドアスキルを防災に活かす 体験型プログラム、STEPCAMPを提唱。
三浦半島油壷STEPCAMP BASEを拠点に活動中。
2015年『新しいキャンプの教科書』出版 池田書店

・地域防災にはまったきっかけは?

東日本大震災では便利な日常生活はいとも簡単に失われ、また取り戻すことは容易ではないことを痛感しました。我々アウトドアを嗜む人間はライフラインのない場所での衣食住の生活を展開する道具や技量を有します。そのスキルを多くの方と共有できないかとおもったのがこの活動のきっかけです。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

ひとことで『想像力』だとおもいます。
家を失うとどうなるか、水が手に入らないとどうなるか、火が使えないというのはどういうことか..
どのような状況下でも時間は過ぎていきます。目の前の事象の対処だけではなく、先回りして次におこり得ることを想像して行動することが大切です。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

まずは関心から。震災直後においては『楽しく備える』という言葉さえも不謹慎ととられる風潮がありましたが、時間の経過とともに忘れることが何より怖いものです。これまで行政マターだと考えていた防災を民間ベースでいかに楽しい事に変換し、いざという日がゴールではない、明るい未来を創造していけるようなソフトを作り上げられるかが大切だと感じます。様々な分野のエキスパートが協力し合える環境があれば、とてもユニークで専門的な防災が実現されるのではないでしょうか。
アウトドアマインドには防災のみならず、環境問題や社会問題に対しての解決力も内包されていると信じています。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

株式会社エイアンドエフ会長の赤津孝夫氏を推薦します。
東日本大震災の発生より以前の氏のコラムに私は深く感銘をおぼえました。『この日本には近い将来、必ず大きな災害が起こる。それは間違いのないことだ。我々アウトドアを嗜む人間たちは、そのとき率先してリーダーとなり、アウトドアライフで培った技術や知恵を惜しむ事無く分け与えるのだ。それが我々がアウトドアに従事する意味なのだ』というような内容だったかと記憶しています。この言葉に震え、事実現在の活動を始めるきっかけとなりました。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

いろいろな立場や角度からの『防災』はこれまでの形式的かつお題目的な防災を変える可能性を秘めているとおもいます。それぞれのプロフェッショナルが防災にアプローチすれば、防災の裾野が大きく広がるかもしれませんね。
あまりのんびりは構えていられません。これからの世の中の必須事項である新しい防災を『なるはや』でつくっていきましょう。