まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

小山内世喜子(おさない・せきこ)

小山内世喜子(おさない・せきこ)

青森県男女共同参画センター 館長
あおもり被災地の地域コミュニティ再生支援事業 実行委員会委員長
NPO法人全国女性会館協議会 常任理事

生年月日:1958年3月1日
出身地:宮城県
最近の防災・減災活動:
あおもり被災地の地域コミュニティ再生支援事業実行委員会の活動として、市町村と連携して県内5カ所で避難所運営訓練を実施しています。また、地域人材育成事業として、男女共同参画の視点を取り入れた防災教育ができる人の育成講座も県内4カ所で開催。また、青森県の防災担当課からの依頼で県内の自主防災リーダー研修や消防関係者の研修で「男女共同参画の視点を取り入れた安心避難所づくり」の講演を実施。著書として、日本公民館学会年報第11号へ「誰もが安心できる避難所づくり事業の展開―男女共同参画の視点からー」を共著執筆。

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

東日本大震災後、「防災に関して男女共同参画センターがするべき事業は?」でスタートした「平成24年度男女共同参画地域防災体制づくり事業」。行政(男女共同参画担当、防災担当課、福祉担当課)の方や地域住民の方と一緒になって取り組んだ「安心避難所づくり」。知恵と工夫を行動力につなげることで、地域が変わっていくことを実感。地域の方々と一緒に取り組むことが楽しく、この取組みを各地に広めたいという想いが充満しました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

平成27年10月に「安心避難所づくり」にご一緒した青森県三沢市淋代町内会の女性の皆さん。3回もの学習会を重ね、避難所運営訓練を実施。その女性たちから、「この訓練を体験した事で、いろんな事を「学び」「気づき」「知る」事ができて、とても感謝しています。訓練の教訓により、これからは町内会の女性の役員を増やし、女性だけの委員会を作り、地域防災をはじめ、町内会の活動等積極的に参加し、活動する事で盛り上げて行こうと動き出しました」という感想をいただいたこと。
最初は自信がなかった女性たちが学びと実践を通して、地域リーダーに変わっていったことです。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

防災活動は横断的取組みが必須です。それぞれが持っている「強み」を生かし、連携し合うことで、大きな力を発揮します。しかし、被災経験を持たない地域(行政)では、「共助」の捉え方が狭義であり、「受援力」の観点も持ち備えていません。つながり、助けてもらうことは悪いことではありません。平時から「つながれる」(信頼関係ができている)関係性の構築を。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

訓練をご一緒した市町の方々。おいらせ町、階上町、三沢市、八戸市小中野公民館、青森市原別まちづくりを進める会のみなさん。4年間、男女共同参画の視点からの防災に理解を示し、共に歩めた方々。そして、5年目、それぞれが自立して取組の継続に尽力してくださっているので。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災・減災。何と言っても平時からの取組みが大切です。女性リーダーは災害が起きてから探しても間に合いません。平時において、生活的キャリアを積んだ女性リーダーを発掘、一歩踏み出すきっかけや男女が対等に議論できる場づくりが必要です。そんな、男女共同参画の観点からの防災コーナーもサイトの中に取り入れていただければと思います。

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