まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

山下留理子(やました・るりこ)

山下留理子(やました・るりこ)

国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科 准教授
防災士、日本災害看護学会ネットワーク活動委員会委員、神奈川県災害支援ナース

出身地:徳島県
最近の防災・減災活動:
・「つなげよう、つながろう、神奈川県の防災・減災の人と智 大学研究者と地域をつなぐ防災・減災研究集会」シンポジスト
・「西湘災害ボランティアネットワーク講演会」講師
・「小田原の防災を考える会 講演会」講師

・防災に取り組み始めたきっかけは?

保健師1年目の冬、阪神・淡路大震災が起こりました。近県の出来事であったとはいえ、親戚や知人が被災し、災害は身近に起こり得るものであるということを痛感したのがきっかけです。それ以降、災害に関心を抱くようになり、防災士の資格を取得したり、NPOの災害医療支援会で活動したりするようになりました。現在は、災害看護に関する教育や研究にも携わっています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

豪雨により被災した避難所で健康相談活動を実施していた時のことです。血圧を測定していると、連日、とても高い値が続いている被災者がいました。心身の疲労や避難所生活による環境の悪化によるものだったのかもしれません。なるべく早く医療機関を受診するよう勧めても、家の片づけや仕事、家族のことが優先で、ご自身の健康のことは後回しになっていました。医療従事者の私からすると、被災者の健康が一番という捉え方をしてしまいますが、その方にとっては、家族やこれからの生活再建などが何よりも気がかりだったのだと思います。被災者を全人的にとらえることの重要性と、そのなかで、大切な健康についてどのようにアプローチしていくかの難しさを感じました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

災害は不確実性の特性から、防災活動においても積極的に「活動している・できる方」と、そうではない方の二極化があると感じています。なかなか活動に参加できない人や関心がない人も、自然と防災・減災活動に足を踏み入れられるようなしくみづくりが必要です。それには、近隣住民、職場、学校、友人など、さまざまな「つながり」が何よりも重要ではないかと感じています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

私が現在、こうして防災・減災活動ができているのも、おひとりの地域市民の方との出会いがきっかけです。さまざまな方や組織をご紹介くださり、つなげていただいて活動の場が広がっています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

私のような医療専門職であるとどうしても視野が狭くなりがちですが、多角的に災害をとらえるにはとても大切なサイトだと感じます。「ひと」と「ひと」がつながっていくのは、とても頼もしいと思います。

検索結果( 件)