まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

岩本由起子(いわもと・ゆきこ)

岩本由起子(いわもと・ゆきこ)

株式会社 i-tec 24 代表取締役
淡江大學国際事務與戦略研究所博士班
RC-77(東京大学 生産技術研究所 目黒研究室 防災ビジネス市場の体系化に関する研究会)会員
http://www.i-tec24.net/

生年月日:1964年12月25日
出身地:東京都
人々が災害に対して十分な備えをするためには、防災を文化といえるほど一般化させなければなりません。それには、政府、自治体の政策、大学の研究などと、企業の経済活動が連携することが重要と考えています。こうした思いからi-tec24では2013年度から35回にわたって、防災啓発セミナーを実施してきました。今年は、マンション管理業を中心としてそれぞれのステークホルダーを巻き込んで、産官学連携で「マンションBO-SAIアイデアコンテスト」というコミュニケーションイベントを実施する予定です。防災文化形成へのささやかな一石を投ずることができればと思っています。

・地域防災にはまったきっかけは?

実家がエレベーターメンテナンス会社でした。地震が発生すると一斉に停止してしまうエレベーターの復旧対応に追われるのを小さいころから見てきました。
メンテナンス要員が被災し災害弱者になってしまうほどの震災にあったら、私たちは、エレベーターに閉じ込められた人を助けられないという現実に直面することになるでしょう。そのためには、何をしなくてはいけないかを考えさせられました。
次に起こるであろう地震を想定した、防災啓発活動をCSRとして実施の必要性を強く感じました。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

防災は多様です。それぞれのステークホルダーが得意とするところを発信するとともに、他の活動を認め、積極的に連携することで、さらに向上します。地域は、お互いの顔が見えるので、このような連携がうまくいきやすいと思います。地域でのつながりを生かして、それぞれが持ち味を発揮することが必要だと感じています。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

防災であれ、なんであれ、重要なことは目標を定め、達成に向けた活動を行い、成果を確認し、さらなる成長へ向けた改善をすることです。企業も行政も同じだと思います。現在、防災にお金がかかっているのは公助です。唯一防災ビジネスになっているのは公共事業のハードの部分で、それには高額な予算が投入されています。しかし、ソフト面でなかなか進まないのはなぜでしょうか。目標を掲げ、達成するためのマネジメントが欠けているからだと思います。マネジメントのないところに、防災文化の広がりは期待できません。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

日本政策投資銀行にお勤めの蛭間芳樹さんをご紹介させていただきます。
東京大学生産技術研究所の「防災ビジネス市場の体系化に関する研究会 RC77」でご一緒させていただいております。蛭間さんは、銀行マンとして、企業の防災/減災対策、事業継続対策などを総合的に評価し、防災と金融を結びつけた、「BCM格付」による金融商品の開発に取り組まれる傍ら、「野武士ジャパン」というホームレスサッカーチームを発足しホームレスの自立支援を行い、公益財団法人日本ユースリーダー協会の第4回若者力大賞を受けていらっしゃいます。これからの未来を担うとても頼もしい防災リーダーです。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

超大型台風の襲来、集中豪雨による水害、土砂崩れ、にわかに活発となった火山活動、頻発する地震、そして今後予想されている「首都直下地震」「南海トラフ地震」などなど、防災意識の涵養と防災活動のひろがりは、こんにちの日本にとって急務です。防災が文化と言えるほどに一般化すれば、一人でも多くの命が守られることになるのではないでしょうか? TEAM防災ジャパンに寄せる期待は大きいのです。

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