まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

幸内政年(こううち・まさとし)

幸内政年(こううち・まさとし)

須磨オーシャンサービス 事務局

生年月日:1976年4月1日
出身地:兵庫県神戸市須磨区
最近の防災・減災活動:
・浜キャンプSUMA http://suma-camp.boo.jp
・SUMAあそBOUSAIまなBOUSAI http://asomana.boo.jp

・防災に取り組み始めたきっかけは?

2012年より神戸の須磨海岸エリアを中心に地域連携による活性化活動に取り組んできました。当初は街の魅力を発信するために地元の皆様に向けたにぎわいづくりのイベントを開催していました。海岸エリアに存在する観光施設、団体がそれぞれの得意な分野のイベントを同日開催し無料シャトルバスを運行して、来場者数を増加させるというものでした。年々来場者も増えて好評でしたが、そういった取り組みを続けているうちに街の中に「提供側」と「受け手側」という感覚が生まれ、住民の中で街に対する「思い」の距離感を感じるようになりました。そこで当時の須磨オーシャンサービス代表、一枝淳治(※現在当会のアドバイザー)が阪神淡路大震災から20年を迎えるタイミングで、街のみんなが一緒に街の未来を考える事ができる共通項は「防災」にあるという提言をしたことから、私たちは「観光」から「観光+防災」の取り組みへ移行していくこととなりました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

震災から20年を迎えたタイミングで2014年に小学校で開催したSUMAあそBOUSAIまなBOUSAI。
防災のプロではなかった私たちは当初神戸の一般企業に連携を求めましたが、どの企業も「防災という堅いテーマのイベント参加は難しい」との返答がありました。災害に対する備えは必要であるという認識はあるものの、そこに対して積極的に取り組む企業はそれほど多くないと知りました。そこで改めて地域の防災活動に目を向け、自治会や消防団、病院や学校といった普段の生活で関わる皆様に相談をしたところ快く協力をしてくれることとなりました。地域の産業や取り組みを防災コンテンツに変換し、楽しく防災を学べる場を作りましたが、当初予測していた1200名の来場は2/3にあたる800名程度になりました。そのときに「防災という堅いテーマ」という言葉が蘇りました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

SUMAあそBOUSAIまなBOUSAIはご来場いただいた皆様に大変好評で、次回開催を期待するというお声を多くいただきました。地域の皆様とともに考えたコンテンツは、その内容を考えていく会議の段階から年齢性別を越えてとても楽しく、共通した課題に対し「ともに取り組む」ということの大切さと仲間とつながりが深くなっていくのを実感しました。のちに取り組んだ浜キャンプSUMAでは、そのときに感じた「防災とは?」という問いに「人が集うきっかけづくり」だという私達の結論を実証するべくアウトドアと防災をかけ合わせ「観光+防災+街のにぎわいづくり」を実践しました。「防災という堅いテーマ」という言葉が私たちに大きな課題を知らせてくれたように思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

防災活動は文字にするととても堅く感じられ、参加者のハードルを上げてしまうように思います。もっと街のみんなと一緒に街の課題を考えるきっかけを作れたらと思います。つながってよかったと思う方はNPO法人プラス・アーツの永田宏和さん、元神戸市広報官の松下麻里さん(※現神戸フィルムオフィス代表)、「5日で5000枚の約束。」プロジェクトの前田敏康さん、須磨消防団第四分団の元部雅由さん、神戸ライフセービングクラブの山根嘉樹さんと松永あゆみさん。みなさまにそれぞれ防災とは何なのかを教えていただきました。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

毎年日本各地で大きな自然災害が起こっています。また国際社会的な不安要素もあり、いつ自分自身が被災者になるかわかりません。みんなが防災を身近に考える事ができるように、街中で行われている大小様々な催し(例えばお餅つきや盆踊りなど)も人と人がつながり合える「防災活動なんですよ」と伝え、防災という言葉が持つ堅いイメージを軽減していただければと思います。そしてそいういった取り組みは同時に街の活性化にもつながると伝えてほしいなと思います。

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