まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

有吉恭子(ありよし・きょうこ)

有吉恭子(ありよし・きょうこ)

人と防災未来センター・研究部研究調査員(大阪府吹田市危機管理室より出向中)

出身地:大阪府吹田市
最近の防災・減災活動:姫路港開港60周年記念事業 小学生防災スクール講師
男女共同参画講演会-家庭や地域で役立つ減災活動-
職員研修「みなさんの役割を教えて下さい -災害初動期における役場職員の活動」(徳島県、神河町等で実施)
【論文】柴野将行、辻岡綾、中林啓修、佐々木俊介:「災害対策本部会議の実態解明-大阪府北部地震初動対応の事例から-2019年5月
【論文】柴野将行、佐々木俊介:「避難所運営マニュアル」の作成過程と運用に関する研究-避難所運営マニュアル全国自治体郵送調査を基に-

防災を取り組み始めたきっかけは?

DVと児童虐待をダブルで防止する取組「ダブルリボンプロジェクトinすいた」をご存じですか?
私は、吹田市男女共同参画センターでこのプロジェクトに取り組みはじめた時に東日本大震災がおきました。DVや性暴力の被害者が、怖くて避難所に行けず、別の場所に潜んでいるため物資が届かないとの連絡を受け、東北の男女センターへ支援に行きました。想像と全く違う現実に直面し、その後も被災地を訪れるたびに、平時の男女共同参画や人権意識がどれだけ避難所の安全と質、被災後の復旧復興に大きく関わるか痛感しました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

2018年の大阪府北部地震の初動期における吹田市の災害対策本部運営、広報、避難所の閉鎖など、全体的に目標管理型災害対応ができたと思います。
これは、2つ理由が考えられるのですが、2017年に市長以下全部長が、人と防災未来センターの「目標管理型災害対応」研修及び図上演習を受講していたことと、同研究員の助言により本部事務室のレイアウトも大幅に改善されていたことが、奏功しました。
行き届かなかった点もありますが、本部会議の発言要旨は半数以上が目標管理型災害対応に資するもので、単なる数字の報告ではなく有機的な議論や方針決定の会議ができたことは、事務局として最低限の準備はできていたかな、と安堵しました。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

「たとえ明日、世界の終わりだとしても、私は今日、リンゴの木を植える。」(byルター)
いろんな解釈がある言葉ですが、もしも「どうせ数年で異動するから、やってもキリがない多忙な防災に真剣に取り組みたくない」方や、「どうせ死ぬんやし、後のことはどうでもいい」という方がいれば笑、この言葉を伝えたい。
先代の営みへの感謝、せっかくだから全力で取組むガッツ、次世代にバトンをつなぐプライドをみんながもったら防災活動も楽しいのにな、と思います。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

なんといっても、人と防災未来センターにつながれてよかったです。ヒトボウで受講した内容及び資料は、市の防災行政推進のための貴重な資料となり、知り合った研究員の方々はそれぞれの専門性から多種多様なアドバイスをくださいます。知れば知るほど怖くてたまらなかった「いつかくる災害」でしたが、乗り越えられる知恵の泉を得て、1つでも多く早く対策をうっていきたいとアドレナリンが出るようになりました。
知り合えて感謝しているのは、吹田市消防本部の柴野将行さんです。命を守る行動の大事さを老若男女に伝わるよう工夫する情熱、人との出会いを「ここぞ!」という時に組織同士の繋がりにする魔法は憧れです。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

時間や費用の制約なく、情報を得たり、人のネットワークが広がるこのサイトは、いいなぁと思います。被災地に行って思うことは、「支援」という同じ方向のエネルギーをもつ多様な人材が繋がることで起こす化学反応で、強くきめ細やかな支援活動になります。
TEAM防災ジャパンサイトさんが、そのプラットフォームになっていくことを心より期待しています。

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