まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

木名瀬 裕(きなせ・ひろし)通称:がってん

株式会社今治.夢スポーツ イノベーション事業部『しまなみ野外学校
一般社団法人 open-Japan 災害緊急支援・広報担当

生年月日:1969年4月16日
出身地:神奈川県
最近の防災・減災活動: 西日本豪雨災害・熊本地震など

・防災に取り組み始めたきっかけは?

1995年阪神・淡路大震災時に災害ボランティア活動に携わりました。地震と言う地球活動が起こり大きな街が一瞬にして傷つく姿を見て、災害は何処でも起こりうる事だと感じました。地震などの普段と違う地球活動はいつどこで起こるか解らない。一度災害が起こると、人々の暮らしはいきなりアウトドア生活になるわけです。様々な形で生きる力が必要となり、その必要性に直面するわけです。起こりうる災害から減災を考えた時、人は自然の事を今よりも、もっと理解し、人の暮らしが少しでも自然のリズムに近く事を願い野外教育の道に進みました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

東日本大震災でのボランティア活動時の話なのですが、体育館は生活物資や炊き出しで使える状態ではなく、思い立った先生が壊れた職員室を片付けている。
『小さくてもいい。子供たちの卒業式をやってあげたい』
その思いで被災者でもある先生方が職員室の泥出しに汗を流している3月中旬のころ。僕はそっと炊き出しのご飯を先生方に手渡し、共に卒業式の会場となる泥だらけの職員室を片づけた…。大きな自然の前には、ひと一人ができる事はあまりにも小さくて弱い。微力であっても無力じゃない、共に前に歩みたいという思いになりました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

「家族」、「近所」、「会社の仲間」、「自治体」との「つながり」日常からのつながりが大切だと感じています。都市部ほど、隣人の顔が見えにくく、そのような「つながり」が希薄になりがちですが、いざというときのためにも、ご近所・自治会などの「つながり」も大切だと思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

サポーターやファンを持つ様々なスポーツ団体が全国に有ります。スポーツを通じて地域の絆の一部を支えていると同時に、選手もさることながら、運営スタッフやファン、サポーターが地域の被災されている方々への力になれる仕組みといいますか、そんなつながりも大切にと思っています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

先にも記載しましたが、一度災害が起こると、人々の暮らしはいきなりアウトドア生活になるわけです。様々な形で生きる力が必要となり、その必要性に直面するわけです。様々な災害を想定した発災後の避難生活の部分を共に大切にして行けたらなと思っております。一人でも多くの被災された方が夢と希望を持てる事を祈りつつ。