まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

木村浩美(きむら・ひろみ)

木村浩美(きむら・ひろみ)

全国訪問看護事業協会理事 熊本県訪問看護ステーション連絡協議会理事兼管理者代表 社会法人寿量会 訪問看護ステーション清雅苑管理者

出身地:熊本県熊本市
最近の防災・減災活動:
執筆*コミュニティケア2017年11月臨時増刊号「訪問看護師ができる災害時の支援」 熊本地震から学ぶ~SOSを発信するステーションと組織つくり
日本看護協会出版会全国訪問看護事業協会編「訪問看護ステーションの災害対策第2版」
講演*全国各県訪問看護連絡協議会研修会等(13か所)熊本地震から学ぶ~SOSを発信するステーションと組織つくり

防災を取り組み始めたきっかけは?

台風の通り道である九州・熊本なので常々電源確保等の台風対策は行っていましたが、熊本地震を機に大きく意識が変わりました。
被災当事者でありながら自ステーションの職員や利用者への活動と熊本県訪問看護管理者代表として、被災状況把握や情報提供、会員事業所への支援に動きました。その中で、だれかが悪戦苦闘するのではなく、個々の訪問看護ステーションの防災意識を高めること、またそれを支える組織の仕組みを整える事が必要だと感じました。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

熊本県訪問看護ステーション連絡協議会理事会に働きかけ、管理者会での災害活動予算をとり2018年10月から活動を開始しました。
まず組織づくりでは元々あった管理者会の連絡網を細分化し支援体制も地域毎に主・副ブロック代表を配置し、エリアではペアステーションを組み互助を意識すると共にSOSを自ら発信する体制を構築しました。また、支援漏れが無いように連絡協議会への入会を勧める広報活動にも力を入れ訪問看護開設事業所の86%の入会率となっています。
更に、県内共通の災害ツールとして、宮城県の災害マニュアルを参考に「熊本県版災害マニュアル」を作成し、広く利用して頂くようにホームページ上にアップしています。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

熊本県訪問看護ステーション連絡協議会の災害への意識や準備も高まっていると思いますが、利用者が地域で利用する他のサービス事業者や生活する地域行政の意識や対策に温度差を感じます。市町村で実施する避難行動要支援者名簿作成後の同意率は低いと聞きます。
災害が起きてからではなく起きる前からの支援の仕組みについて、直接利用者と関わる訪問看護等サービス事業者等と行政がつながり、制度の説明や登録の同意への広報活動や個人票の共有化など工夫できないかと感じています。また、現場で繋がっている訪問介護やケアマネと合同で避難行動シミュレーションも検討したいと思います。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

お一人目は、神戸常盤大学:畑 吉節未(はた きよみ)さんです。阪神淡路災害を経験され、その後も災害後の復興や当事者達へのケアを研究されている方で熊本地震後にもいろいろ助言を頂きました。
お二人目は、 社団法人寿量会熊本機能病院理事長 米満弘一郎(よねみつ こういちろう)さんです。病院が熊本地震で被災した経験から、病院経営のBCPを示唆されています。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

災害も時と場所を選ばす発生し、地域の状況や対応によって被害が異なっていることを目の当たりにします。関わった方々から、いろんな立場で感じたことを発信して頂き、地域に合った組織づくりや教育に生かしたいです。

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