まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

末永正志(すえなが・まさし)

岩手県交通安全協会講習部(沿岸運転免許センター)講習指導員
消防庁 市町村災害対応支援アドバイザー

生年月日:昭和24年12月31日
出身地:岩手県
最近の防災・減災活動: 平成25年9月〜内閣府(防災担当)火山防災
平成25年10月1日、津波災害の伝承を決意し自称「津波災害伝道師」を名乗っています。震災半年後から防災講演を依頼され、全国の学校や自治体などで40数回にわたり震災教訓を伝えています。

・地域防災にはまったきっかけは?

平成18年4月から3年間釜石市消防防災課長として勤務中の平成20年4月、160haにも及ぶ大規模林野火災を経験したこと。宮城県沖地震・津波の脅威が高まる中、文科省の防災教育支援事業を展開。災害時の危機管理や避難所生活には、野外でのテント設営や炊事、救急法などキャンプスキルが有効。小学6年生からのスカウト活動と10年間の日赤救急法指導員の経験は、災害時における決断、対応、問題解決などに役立ちました。


 ・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

東日本大震災の教訓の一つに〜「目に見えないものほど大切だ」-絆、家族愛、相互信頼、地域コミュニティ、地域間連携などがあります。これを実践するためには、地域住民主導による日頃からの地域内交流と対策、地域間交流と対応を活発にすることが必要です。それは安心して子育てができ、安心して老いることが可能な場の提供となります。防災・減災こそ人として「生きる力を育む」最善の教材だと確信しています。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

今の日本社会は、自分の命、家族の安全は自らが責任を持つという当事者意識と事前の備えが大変希薄な社会です。東日本大震災では、ライフラインの切断、道路網の寸断、燃料の途絶、帰宅困難者の出現、公助の限界など厳しい現実があった。今後は、公助に頼らない企業や団体の相互理解と連携による自助・共助を前提とする新たな社会システムの構築が必要です。また、あらゆる場面での事業継続計画の策定と周知徹底が急務です。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

群馬大学大学院教授 片田 敏孝 (釜石市防災・危機管理アドバイザー)
岩手大学特任教授 越野 修三(3.11当時岩手県総合防災室危機管理監、元自衛官)
岩手県教育委員会事務局学校教育室義務教育担当(防災教育)
指導主事 森本 晋也(2011.3.11当時 釜石市立釜石東中学校の防災担当教諭)

※いずれも岩手県外の出身者です。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

首都直下地震や南海トラフなど大規模災害が心配される昨今、地域防災の担い手、支え手、つなぎ手の育成は喫緊の課題です。このような中、防災・減災の国民運動の一環として地域に役立つ減災に向けた最新情報を提供することは、情報の共有、情報の活用という点で大変大きな意義があります。タイムリーな情報提供と主体的な情報活用の拡大に大いに期待します。