まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

松本秀應(まつもと・ひでお)

松本秀應(まつもと・ひでお)

香川大学 四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構 特命教授

生年月日:1959年3月12日
出身地:香川大学 四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構 特命教授
最近の防災・減災活動:ロータリークラブでのBCPに関する卓話
小学校の防災デイキャンプで避難シミュレーションゲームを実施
ファミリーサポートセンターで防災講座
マンションでの防災講座、市民向けの防災講座など
「自分ごと」として災害や防災を考えてもらい、自分に何が出来るかを考え、実践いただく。

防災を取り組み始めたきっかけは?

社会人になってから、ずっと防災と関わりがあったと思います。
建設省(今の国土交通省)の土木研究所に採用され、地震時の液状化や下水道、共同溝などの地中構造物の挙動、これらの耐震対策などの研究を担当しました。その後、東日本大震災、鬼怒川決壊、熊本地震などの災害時には、防災担当として緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE) を被災地に派遣、活動を支援することを担当しました。
そのような経験を活かしたくて、香川大学で防災・危機管理の専門家を養成するプログラムの担当教員の募集に応募し現在に至ります。


ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

備えること、訓練の大切さを実感した二つの地震です。
岡山で勤務していたとき、10月平日に起こった鳥取県西部地震、同じ年度の3月土曜日に起こった芸予地震。岡山では久々の地震だったことから、10月平日の地震なのに、河川の堤防や樋門などの点検が終わったのは夜も更けてからでした。それに対し、5ヶ月後の3月土曜日お昼の地震だった芸予地震では、日没までの限られた時間の中で何を優先的に点検すればいいか、どうすれば短時間で点検が行えるか、鳥取県西部地震での反省点をしっかりと改善できた対応でした。
備えること、訓練の大切さを実感した地震でした。


防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

自分が被災者になる、自分が負傷したり死ぬなんて想像したくありません。でも、家で一人で留守番、旅先で知り合いがいない、そんな時に災害が起きたら一人で出来ることには限りがあります。人に助けを求められる「救援力」が必要ですし、備えや訓練無しに「支援者」になれるものではありません。根拠の無い自信だけでは生き残れません。今の備えで生き残れるのか、日頃から災害をイメージでき、困りごとに対処できる備えや訓練、困っている人の立場に立ち、寄り添った声かけや支援が出来る人であることが大事です。
そんな最悪をイメージでき、「つながり」「お互い様」を大事に出来る人がもっと増えなければと思っています。


ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。特に、つながれてよかった個人をリレー寄稿にご紹介ねがいます!

つながって良かったなあと思う方は、私が国土交通省に勤務していたときに市役所に出向する機会があり、その時に偶然知り合った看護師の趙由紀美さん。何か惹かれあうものがありました。趙さんは地元の防災士連絡協議会の女性部「ぼうさいじょ」の立ち上げや活動に携わられたり、今は西日本豪雨で被災した岡山県真備町で看護師の経験を活かして活動を行われています。さまざまな発想、いろいろの人とつながり、その活動には限界を感じさせません。市民の正しくない取り組みには苦言を言える市民でもあります。


TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

南海トラフ地震が起きることは確実。その日までに備えられることを備えておくためにも、起きてからの速やかな復旧、復興にも人材がポイントになると思います。ハードやソフト対策には限界や想定外がありますが、人はどんどん対応能力が高まり、進化していけます。そんな人のつながりの醸成、人材の進化にこのサイトが寄与していくことを期待しています。

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