まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

松本美枝子(まつもと・みえこ)

松本美枝子(まつもと・みえこ)

学校法人リリー文化学園 文化デザイナー学院 非常勤講師

生年月日:1974年11月25日
出身地:茨城県
最近の防災・減災活動:
・The Second Stage at GG #46 松本美枝子写真展「ここがどこだか、知っている。」(ガーディアン・ガーデン)
CINRA インタビュー

・防災に取り組み始めたきっかけは?

フリーランスの写真家として撮影する傍ら、専門学校で写真を教えていますが、東日本大震災で大きな影響を受けました。在住する茨城県水戸市も地震被害が大きく、生活と人生観が一変する出来事でした。震災以後は、写真を通して、どのように災害、そして震災後の日本について向き合っていくかが、制作活動の大きなテーマになりました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

震災以後は、主に茨城県内における地層や、東日本大震災の地盤沈下によって大きく変化した海岸線の様子、そこに住む人々の生活をテーマに撮影しています。特に古い年代の地層を撮影していると、地球が太古から現在まで、常に動き続けていることを実感します。自分たちが住んでいる地域の地盤と、その上に住む我々の暮らしを写真にすることで、鑑賞者が現象を客観的に見つめる時間になればと思っています。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

東日本大震災の直後、自分のスタジオで社会人向けに写真ワークショップを始め、水戸に住むさまざまな人と出会いました。特に就職などで県外からやってきた単身者たちから、震災時、周囲に頼るネットワークがなく、非常に苦労したということを聞きました。地方では他所からの単身者を受け入れるコミュニティが少ないと感じています。そういった枠組みを増やし、街で孤独に暮らす人を減らすことが防災につながると思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

地質学者の田切美智雄先生です。田切先生は茨城県日立市周辺に日本最古の5億年前のカンブリア紀地層があることを発見し、研究を続けています。田切先生のフィールドワークに同行して日立市の山中の地層を撮影する中で、地域の地質、地殻変動の巨大な力、震災以降の生態系の変化などを学びました。先生の「地殻変動の仕組みを知って、地震を『正しく』怖がる」という言葉が、災害と向き合う中で一つの指針となっています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

さまざまなコミュニティの中で防災に取り組んでいる方々の連載を読むことが、自分の今後の活動の参考になっています。これからもさまざまなジャンルの防災活動を載せていただきたいです。

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