まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

柳原志保(やなぎはら・しほ)

歌うママ防災士
http://soboku.org/bousai/

生年月日:1972年10月15日
出身地:宮城県多賀城市
最近の防災・減災活動:熊本県を中心に全国で防災講演や防災×婚活などイベントの企画、メディアでの防災啓発を行っています。
・NHKEテレ「くうねるあそび×ウワサの保護者会」2019年3月16日17日放送「災害そのときこどもは
・NHK総合「いつか来る日のために」証言記録スペシャル 2019年3月9日放送
・NHK総合 ごごナマ『助けて!きわめびと』親子で防災 2018年~2019年放送 「防災リュック作り
・防災啓発ドキュメンタリー映画『いつか君の花明かりには
・2019年3月3日 読売新聞「防災士親子教訓訴え 仙台で講演 多賀城と熊本で被災

・防災に取り組み始めたきっかけは?

東日本大震災で避難所生活を経験。母子家庭で日々が忙しいことを理由に、防災は「他人事」と思っていたことを後悔しました。翌年熊本県へ移住し、被災体験を語る活動を始めましたが、体験談だけでは「自分事」になってもらえないことに気づき、防災士を取得。さらに男女共同参画視点を学び、母親目線の防災を伝えていた矢先、熊本地震が発生。2度の大災害経験は「忘災」を伝えるプロになれ、という使命だと思いました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

防災は伝え方によって「むずかしい」という防災アレルギーを生み出す危険性があります。伝える相手によって話す速度や、内容を変え、オーダーメイド式にしないと「自分事」になってもらえません。
「いつかやろう」ではなく、「今、やろう」と思ってもらえる入口や背中を押すことが大事なので、わたしが講演をする時は眠らせないように(笑)参加者の反応を見ながら工夫して行っています。『花は咲く』を歌うのも「忘災」への作戦なのです。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

わたしは地域で自主防災組織の役員をしていますが、わたしも含め子育て世代は忙しく、行事や訓練への参加率が低いのが現状です。だからといって、役員主導でがんばり過ぎると「受け身」の住民が増える危険もあると思います。これからを担う子育て世代の地域愛・防災意識向上を育むためにも、「できることを、できる人が、できる時に」精神で違う世代の声に耳を傾けて、続けていける環境づくりを共に考えていくことが大事だと思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

熊本県外で講演をさせて頂くようになって、防災の世界(知識と人)の広さを改めて痛感しています。防災を啓発するのに資格や立場は関係ないことにも気づかされました。誰、ということではなく、防災啓発をしているみなさんは同じ仲間ですので、これからもつながった方とはご縁を大事にして学ばせてもらいたいと思っています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災啓発のやり方は人それぞれだと思いますので、「こうあるべき」ではなく、それぞれの形を尊重し、認め合って、いろいろな角度から防災啓発をしていければ「防災」の種は拡がっていくと思います。このサイトは全国の種を育てる土だと思います。
この土から芽が出て、「防災の輪」の花を咲かせることを願っています。