まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

柴田良一(しばた・りょういち)

2017年9月12日

柴田良一(しばた・りょういち)

岐阜工業高等専門学校 建築学科 教授

出身地:愛知県
最近の防災・減災活動:
・ダンボール製の災害時の仮設テント【オクタゴン
・構造物の安全性評価の解析システム【DEXCS-WinXistr

・防災に取り組み始めたきっかけは?

最初の取り組みは自治体との連携活動として、木造住宅の耐震診断システムをウエブ上で構築して、防災意識の向上に向けての活動を行いました。ダンボール製の災害時の仮設テント「オクタゴン」の研究開発では、岐阜地域の産官学の連携体として、開発の中心となった佐合木材様から、技術的な可能性の打診を受けて取り組みました。また、防災の基本となる構造物の安全性評価においては、誰もが自由に利用できる構造解析システムが必要と考え、開発した「DEXCS-WinXistr」を無料公開しています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

オクタゴンの開発では住宅を基準とした居住性を確保するために、素材などの工夫を行って耐久試験では2年間の長期利用が可能になりました。しかし材料費などが高価なものとなり、仮設テントとしては高価なものとなるため普及の面からは、難しい所があると実感しました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

直接の「つながり」ではありませんが、常に様々な災害が各地で発生しており、大きな被害を受ける方々がおられます。しかし、直前の日常生活では、ある意味で目を向けることのない問題だったと思います。つまり日常においてどうやって非常時の心構えを持つかと言うことは、大きな課題だと思います。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

オクタゴンの開発では、非常に強いリーダーシップを持つプロジェクト責任者の方と連携する事が出来て、大きな成果を実現することが出来て良かったと思います。これからも高専の技術シーズを活用して、新しい防災支援活動を進めたいと思います。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災は平常時に非常時に備えると言う難しい活動だと思います。常に災害が現実の問題である以上、継続的な活動を期待しています。