まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

桝田順子(ますだ・じゅんこ)

兵庫県立舞子高等学校環境防災科
舞子高校HP http://www.hyogo-c.ed.jp/~maiko-hs/

生年月日:1973年10月9日
出身地:兵庫県

・地域防災にはまったきっかけは?

2010年に環境防災科の担任となり、担当科目である地理学習の中に少しずつ防災の要素を取りいれようと試みていた矢先に、東日本大震災が起こりました。「被災地のために何かしたい!」と動き出した生徒達と一緒に宮城県での復旧ボランティアに参加しました。以来、科長(当時)の諏訪清二先生を導き手として、教員と生徒が共に歩んできました。あの時の彼らの志を後輩に引き継いでいくのが、今の私の役割だと思っています。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

活動中にお会いする市民の方々は、震災当時の様子や、「震災で助けられたから次は助ける側に」「東日本やネパールも大変だけど神戸のことも忘れないで」など、様々な思いを聞かせて下さいます。また生徒たちも、自分が感じた被災地の現状や支援の必要性などを伝え広めていきたいと願っています。被災地・未災地内外で、思いを表現し共有するための場づくり、場を提供できる人づくりが必要だと思います。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

地域ごとあるいは領域ごとに様々な防災の取り組みがなされているにも関わらず、横のつながりが出来にくいと感じます。例えば、神戸市垂水区では“災害時に誰も孤立しない地域”を目指す『千代が丘防災福祉コミュニティ』が、自立支援協議会等と連携して素晴らしい実践を行っています。これをモデルとし、他の地域でも様々な条件をできるだけすみやかに整え、災害時要援護者を支援する体制が作れたらよいと思います。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

神戸市立神港高校の堀江俊志先生。未曾有の災害を目の当たりにした多くの高校生が「何かしたい。でも何からやれば、どうすれば…」という悩みを持ったと思いますが、そんな生徒達と思いを共有し、支援活動に取り組んでこられました。ユーモアとアイディアに満ちた先生が提案される「日常に取り込むさりげない防災」はとても魅力的です。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

舞子高校環境防災科は、阪神・淡路大震災をきっかけに「市民のリーダーとなって地域防災に取り組む人材の育成」を目指して2002年に設立されました。以来、多くの専門家に支えられ、また「ぼうさい甲子園」等を通して知り合った学校と交流を重ねながら今日まで存続してまいりました。今後もつながりを大切にしつつ、神戸・東北をはじめとする様々な被災地からのメッセージを受け取り、発信していく役割を担っていきます。