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運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

森田靖(もりた・やすし)

2015年5月19日

森田靖(もりた・やすし)

株式会社プロテック・岡山RB・RHS瀬戸内・倉敷市災害ボランティアコーディネーター連絡会・岡山防災ボランティアネットワーク・猫バス隊・よりはぐプロジェクト・寿朗の郷

生年月日:1958年
出身地:愛知県名古屋市生まれ
資格:岡山県登録災害ボランティアコーディネーター・日本赤十字社救急法救急員・防災士
最近の防災・減災活動:岡山市御津公民館 岡山市建部町公民館 防災マップづくり講座HUG講座・岡山市宇野小学校・三勲小学校日帰り防災キャンプ・岡山市上道中学校生徒会リーダー研修会・岡山市岡西公民館・吉備公民館・東畦小学校防災キャンプ・倉敷市茶屋町子ども会 猫袋炊き出し訓練 など

・地域防災にはまったきっかけは?

2000年にバイクボランティア団体「岡山RB」を立ち上げ近隣のバイク仲間と一緒に災害ボランティアをはじめました。仲間と一緒に他人のために汗を流す活動が心地よく、毎年のように被災地にでかけて災害ボランティアをしておりました。
2006年に山口県美川町(現岩国市)のとき、キャンプ協会が炊き出しをしてくださったことがきっかけで仲間がハイゼックスでの活動を思いつき、おいしく炊ける工夫をして猫袋とネーミングをして炊き出し訓練をはじめました。
美作市の災害ボランティアの後、地元の人から「ボランティアが汗水たらして一生懸命やってくれるのに、地元の我々もがんばらんといけんと思った」と言われたことから災害ボランティアが復興だけではなく、地域の福祉の向上にも役にたてるかもしれないと思うようになりました。被災地の苦しみや土のにおいや重さを実感した体験を生きた防災活動として伝えることが災害ボランティアの役目とおもいます。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

当たり前ですが、学区によって地域の課題がそれぞれ違います。それをうまくとらえて、解決していけるようにしないといけないということだと思います。たとえば、同じ岡山市でも、津波の危険がある地域と山間部では、抱える課題は変化します。また皆さんの年代や職業も異なります。その特徴をうまくとらえてベストな方法でやることが大切だと思います。また、地域のやる気のある人をうまく生かして、堅苦しい活動ではなく、楽しめるように工夫することでできるだけ多くの人を巻き込む活動にしていければと思います。防災の話をするときにはできるだけわかりやすく、簡単明瞭、かつ自分のこととしてわかっていただけるように説明させていただきます。また、今すぐできること、簡単にできることをまず、ご提案させていただくようにしています。災害に強い地域は福祉も強いのです。福祉が充実していれば、災害が起こっても、お互いに助け合うのが当たり前になっているため、復興が早いのです。(長野県白馬村の例)


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

やはり圧倒的な格差社会。災害が格差をさらに広げ、貧しい人はさらに被害が大きくなる傾向にあります。災害をきっかけに格差や貧困を是正できるような制度があればいいのでしょうけど・・・助けが必要なところからは、手が挙がらないというのが実情です。「助けてといえる社会」また、必要な支援が必要なところに届くような仕組みができたらいいですね。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

香川県直島町診療所 事務長 村上浩司さんです。
香川県直島町の職員として防災に関わっていらっしゃいます。この4月からの異動で本庁を離れ、診療所の事務長に就任されました。プライベートで防災士として、日赤岡山県支部救護奉仕団として、あちこちで防災の講師活動をしておられます。

岡山防災ボランティアネットワーク 西村輝さんです。
元々、地質関連の仕事をしていて、防災行政にも詳しいため、地域での防災活動をはじめ、岡山市の公民館などで講師活動をしておられます。東日本大震災ではAMDAの調整員として、長期間被災地で支援活動を行い、その経験を生かした活動をなさっています。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

東日本大震災で発災後最初のGWにボランティアの受け入れ態勢が整わず、ボランティアは東北に行くなと言われました。現地はもちろんボランティアが必要な状況です。また、ボランティアの担い手もたくさんいた状況の中で、受け入れ態勢が整わずコーディネートできないなんて、恥ずかしいことです。そういうときに公的機関や社協だけではなく、民間のゆるやかなネットワークで広域な支援をお互いにできるようなことができたらいいなと思います。そのためにいろいろな情報や成功事例などを普段から共有できるようなことができればいいですね。