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運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

櫻田博(さくらだ・ひろし)

2015年9月28日

櫻田博(さくらだ・ひろし)

前宮城県立拓桃支援学校長

生年月日:1954年
出身地:宮城県白石市
最近の防災・減災活動:
1)講演
静岡県立浜名特別支援学校(2015/4/25) 宮崎県立日南くろしお支援学校(2015/7/29)
2)著書
発達128号[特集]震災の中で生きる子ども「避難所運営をしていた特別支援学校から」2011年 ミネルヴァ書房
特別支援教育 No.44平成23年季刊 特集:保護者への支援「東日本大震災に学ぶ危機管理の在り方」東洋館出版社
特別支援教育の実践情報 特集:特別支援を必要とする子どもへの防災教育 「東日本大震災から学ぶ学校の危機管理の在り方」2012年 明治図書
月刊 実践障害児教育「震災から一年 得られた教訓,見えてきた課題」2012年4月号 学研

・地域防災にはまったきっかけは?

東日本大震災時に,石巻支援学校長として学校開放し避難所を約2か月間開設しました。また,震災では4名の児童生徒が家庭で津波の犠牲になりました。震災時のつらい経験や震災からの復興等の取組から,自分の命を守る防災教育の重要性を痛感し,災害弱者と言われる障害のある子の命を守る学校の危機管理について,各種雑誌や講演で提言するようになりました。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

障害児教育に携わってきた経験から,障害のある子どもたちの命を守るためには,子ども自身の防災力を高めることが重要だと考えます。そのためには,障害種別や発達段階に基づく防災教育計画を策定し,常日頃からあらゆる教育活動の中で意図的・計画的な防災教育に係る実践が望まれます。また,それを可能にするためには,教師,保護者,地域が一体となった避難訓練等を実施し,組織的な防災力を高める取組が必要です。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

障害のある子どもの防災という視点では,各学校における災害用備蓄品(食料・水等)のハード面の整備のほかに,学校が避難所となった場合のボランティア等マンパワーの整備が求められます。大災害の場合には,学校だけの力で対応はできません。学校のマンパワーに加え,災害支援ボランティアを学校が積極的に養成する必要があります。また,障害児の理解・啓発を様々な社会団体が計画的・継続的に推進し,真の共生社会の実現を目指すことが重要だと考えます。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

石巻支援学校で避難所を開設していたときに,支援していただいた宮城教育大学の菅井先生を次のリレー寄稿者として紹介します。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

防災は,ネットワーク力が肝心です。東日本大震災では多くの方の献身的な働きがあって,何とか震災からの復興を果たし子どもの笑顔輝く学校を取り戻すことができました。人と人との繋がりによって生かされたと言えるでしょう。感謝です。TEAM防災ジャパンは,字義の通り,日本中の防災ネットワーク作りに大きく貢献するものと思います。