まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

濵尚美(はま・なおみ)

2017年8月18日

濵尚美(はま・なおみ)

神戸クロスロード研究会 代表理事

生年月日:1965年11月14日
出身地:栃木県佐野市
最近の防災・減災活動:神戸クロスロード研究会は、2005年9月に神戸市職員有志により設立されました。会員は神戸市職員を中心に30名。神戸市職員の震災対応体験から生まれた災害対応ゲーム「クロスロード」を、自治体職員や、自主防災組織での研修会等で実践することにより、震災の教訓を伝え、防災に役立てる活動を行っています。また、震災以外のリスク〈子育て・環境・まちづくり・地域活動等〉に関するクロスロードの設問の開発や、実践も行っています。 設立以来の実施回数と参加者数は541回、28,727人。2016年度は、87回、5,183人 の自治体職員・地域・職場・NPOにクロスロード研修を実施しました。
・愛媛県男女協働参画センター、大阪市中堅職員研修、姫路市民防災大学、群馬県館林市防災研修会他
・2014年12月「1000人のクロスロード2014」開催(震災20年メモリアル)
・弘文堂「被災地デイズ」一部執筆
・震災20年神戸からの発信「BE KOBE

・防災に取り組み始めたきっかけは?

2000年ごろ、保健所職員として携わっていた食の安全の分野で「リスク・コミュニケーション」という新しい概念が導入され、興味を持ち勉強していたところ、阪神・淡路大震災の体験を元に作られた「クロスロード」というゲームに出会いました。「クロスロード」を使ったワークショップを行って行くうちに、防災についても学ぶ必要性に迫られ、取り組みはじめました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

2014年12月、阪神・淡路大震災から20年を迎えるにあたって、神戸の震災の体験を全国の人に伝えようと、全国10都市をネット中継等でつなぎ「クロスロード」ゲームを行う、「1000人のクロスロード」というイベントを開催しました。参加者は約1,300名。クロスロードで様々な地域の人々がつながるきっかけとなり、防災意識の啓発に寄与することができました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

「リスク・コミュニケーション」の原点でもある、「専門家」「行政」「企業」「市民」といった様々なステークホルダーの「つながり」~コミュニケーションが不十分だと感じています。市民が自分で自分の命を守る行動をとれるようになるため、防災情報を一方的に提供するだけではなく、情報の内容について相互理解をすすめる場を作る必要があると考えます。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

神戸市職員・職員OBで構成され、神戸の体験を伝え、自然災害について学び合いの場を作っている「神戸防災技術者の会K-TEC」。東日本大震災や熊本地震で、特に女性や子どもの支援を行っている公益財団法人「プラン・ジャパン」。群馬県館林市~公民館を中心とした自主防災の仕組みづくりのキックオフに、クロスロードを活用していただきました。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

全国、全世界で防災に関わっているキーパーソンを「つなぐ」この取り組みを多くの方に知っていただき、来る大災害の被害を軽減することに役立てていただきたいです。