まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

瀬尾征男(せお・ゆきお)

2016年10月27日

瀬尾征男(せお・ゆきお)

元東京海上火災保険(株) 取締役神戸支店長
元東京海上リスクコンサルティング(株)代表取締役社長

生年月日:1940年1月1日
出身地:東京都中野区
最近の防災・減災活動:
「その時何が!-現地災害対策本部のトップとして大震災を語る-」をテーマに損保O B語り部活動を継続中:2015年新宿駅周辺防災対策協議会セミナー(1507&1508)・地域 研究所(1511)・地域開発研究懇談会セミナー(1512)・ふじのくに防災講座(1601)・住 宅防火防災研究会(1603)・横浜駅西口共同防火防災管理協議会セミナー(1610)

・防災に踏み込んだ(取り組み始めた)きっかけは?

(1) 1997年11月 : 東京海上リスクコンサルティング(株)の社長時代、「災害対応プロセスの明確化とその教訓の継続的な発信方策の構築(オーラルヒストリー)」の研究メンバーに参画。震災当時の村山首相以下各界の指導者・オピニオンリーダー・現場責任者31名に対し個別にインタビュー、災害対応者の生の声(オーラルヒストリー)を残す調査を実施した。また、自らも証言に加わった。これらは(財)阪神・淡路大震災記念協会の委託を受けて行ったもの。
(2) 2015年春: 損保OB 阪神・大震災の語り部 児島 正 氏と出会い、「現地災害対策本部トップとしての教訓」を語り継いでほしいとの要請を受けて活動を再開。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

(1) 震災直後神戸支店社員を前にして「基本的な行動パターン」を徹底できたこと:業務よりまず自分が生きることが第一、次に家族、それから近所隣、代理店さん、お客さまという風に自分の近いところから優先順位を決める。支店長として、現場の責任は全部自分にあり、全責任を負うと宣言し、権限をすべて課長、支社長に委譲。課長、支社長はすべて個人(部下)に任せた。
(2) 震災後すぐに本社(東京)に応援を求めに行けなかったこと。被災地の神戸支店長として、「こうやって欲しい」と言わないと、代わりに行った大阪駐在の役員では被災地神戸の現場の声を伝えるのには無理があった。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

防災関係者の間だけの「つながり」でなしに、広く仲間を作り日頃の密な「つながり」を作っておくこと。人は、一人では生きていけない。まずは家族がその基盤。地縁・職縁を通じた日々の付き合いが大事。新たな人との出会いも楽しむ。双方向の情報のネットワークで人の輪を広げる。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

4キロ以内~歩いて1時間位の地域に住んでいる親しい間柄の仲間の住所・住んでいる場所を常に把握しておくこと。(助けに行ける、助けに来てもらう関係を日頃から作っておくこと)


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

関係者以外の防災に無関心な人達に如何に伝えるかを常に配慮する様にして欲しい。