まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

瀬山紀子(せやま・のりこ)

埼玉県男女共同参画推進センター(With Youさいたま) 事業コーディネータ

生年月日:1974年8月1日
出身地:群馬県
活動:
埼玉県内の市町村の公民館等で、防災と男女共同参画をテーマにした講座を実施中。東日本大震災では、さいたまスーパーアリーナの近隣施設として、シャワー室を提供するなどの側面的支援に関わる。2011年には、東日本大震災女性支援ネットワークの立ち上げに関わり、世話人を務めた。現在、With Youさいたまで、避難者の交流支援事業を継続中。共著書に『災害支援に女性の視点を!』(岩波ブックレット No.852)竹信三恵子・赤石千衣子編、岩波書店、2012年。

・地域防災にはまったきっかけは?

大学の時、阪神淡路大震災にあい、フィリピン人の友人と、フィリピン人コミュニティに物資支援を行いました。その時、日常的な関係作りの重要性を実感しました。また、東日本大震災では、避難所となった「さいたまスーパーアリーナ」が、仕事場(埼玉県男女共同参画推進センター)の近隣だったこともあり、そこでの生活の困難さを目の当たりにし、主に子連れの方等にシャワー室を提供する等の支援をしたことも、大きな経験になりました。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

震災が起きてからではなく、震災が起きる前に、備えをしておくこと。またすでに、それぞれの地域で暮らしている多様な人が、つながることができる地域づくりが大切だと強く感じています。そのために、日頃から、特定の人の発言権が大きくなってしまう状況を変え、女性や外国人、障害がある人など、多様な人たちが、安心して声を出し、地域づくりに関わることができる仕組みをつくっておくことが必要だと思います。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

日本は特に、意思決定過程に関われる立場に女性が少ないという大きな課題を抱えていますが、防災の分野も女性の関わりが少ない分野の一つだと感じます。そうした現状を変えていくことは不可欠だと思います。また、災害時には、日常からより困難な立場に置かれやすい人たちがより大きな困難を経験することからも、差別や貧困などの日常的な社会問題を解決し、より平等な社会をつくっていくことが大切だと考えています。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

全国にある男女共同参画推進センターや女性センターで、防災と男女共同参画をテーマにしたとても実践的な取組や、冊子・リーフレットの作成が行われています。地域防災と男女共同参画という二つの分野は、特に東日本大震災以降につながりができてきたと思います。具体的には、青森県男女共同参画センター、もりおか女性センター、せんだい男女共同参画財団、福島県男女共生センター、とちぎ男女共同参画センターを推薦したいと思います。また、ゆめ風基金をはじめとした障害者分野で取り組まれてきた方も推薦したいです。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

地域にでて、さまざまな講座やワークショップを行うなかで、防災についての領域を超えた情報交換ができる場の必要を感じていました。ネット上のこうした取組によって、地域を超えて、いろいろな方の顔が見え、情報がつながっていくことに期待します。