まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

田中 純(たなか・じゅん)

赤坂溜池クリニック、(一社)コミュニティ・カウンセラー・ネットワーク代表理事
http://ccnj.info/

生年月日:1955年
出身地:東京都
最近の防災・減災活動:
・コミュニティカウンセラー養成講座の開催
・ストレスマネジメント入門講座の開催
・『心の安全地帯 いつも心によりそう手引』1万冊を製作・配布
・著書『ストレスに負けない家族をつくる』(みくに出版)、『小児がんピアサポーターガイドブック』(共著 三省堂/創英社)
・雑誌紹介記事 『心の安全基地としてコミュニティカウンセラーが活躍中』(日本の防犯・防災 2012年春号)

・防災に取り組み始めたきっかけは?

2011年春、日本市民安全学会で「災害にも強い地域づくり“コミュニティ・カウンセラー”~市民を心の応急手当ての担い手に~」というアピールをしたことです。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

天変地異があっても災害に結びつかないことを私は防災と呼びます。私たちは日常生活で小さな心の傷を負ったり、精神が疲れるような事態に遭遇したりしますが、それをこじらせないようにすることが心の防災です。心の防災のために誰もが普段からできることをお伝えしようとして今年『こころの安全地帯 いつも心によりそう手引』をクラウドファンディングに挑戦して製作しようとしました。すると103万円ものご協力を得ることができ、1万冊の手引を印刷するという目標を達成できました。これはうまくいったことです。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

人と人とのつながりは心の防災でも大切です。社会的紐帯が健康寿命に影響を及ぼすということは次第に知られつつあります。しかし、「つながるスキル」の巧拙はまちまちです。このスキルには、WHOのライフスキルを参考にするなら、コミュニケーションスキルや対人関係スキル、共感性スキルなどが含まれます。私が課題と思うのは、次代を担う人たちの「つながるスキル」アップです。私たちが取り組むコミュニティカウンセラーの養成はこれも視野に入れています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

私たちの活動の重要な側面である“心の防災”という課題について、現時点で注目しているのは、西日本豪雨と北海道胆振東部地震の各被災地です。それらの地域の社会福祉協議会、教育委員会、民間の教育団体、地元自治体の担当部署などと繋がることを希望しています。そして繋がり方については2つの方策を用意しています。第一は前述の心のケアの手引の配布、第二は現地でコミュニティカウンセラー(訓練された身近な相談相手)を育成することです。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

このサイトの社会的認知度が高まり、広く有効活用されることを期待しています。