まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

相澤亮太郎(あいざわ・りょうたろう)

甲南女子大学人間科学部総合子ども学科准教授

生年月日:1978年8月13日
出身地:静岡県静岡市

・地域防災にはまったきっかけは?

東海大地震が来ると言われ続けた静岡で生まれ育ち、阪神・淡路大震災から2年が経った神戸の大学に進学した。神戸では仮設住宅や災害復興公営住宅にボランティアとして通い、震災で家や地域を失った住民の方々と向き合った。活動を通じて、災害が繰り返し発生することを考えれば、災害後とは次の災害前であることを思い知った。今は、学校を拠点としながら、子どもたちや地域社会で災害の記憶が継承されることや、災害の伝承が変容していく過程に関心を寄せている。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

災害から立ち直ることと、次の災害を防ぐことと、そして日々の暮らしをよくすることを、それぞれ同時に進めることが大切だと考えている。災害の悲惨な経験を抱え続けることで、将来の見通しが持てず、前向きな取り組みができないこともある。過去の災害との向き合い方や災害継承のあり方を考えることは、将来の災害に備える取り組みを進める上でも重要なことだ。また防災の取り組みを切り口としながら、日々の暮らしをよくする地域作りの視点に展開することも大切だ。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

地域内の格差を拡大する形で、もしくは格差に依存する形で、諸活動が展開することへの危惧がある。子ども、妊産婦、病人、高齢者、障害者、外国人、貧困世帯、野宿者など、災害時の対応を考えることを入り口としながら、日常の生き辛さを解消するための諸実践につなげる必要がある。まして災害後に、格差や困難が拡大しないようにすることが、防災・減災の実践にも求められる。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください。

神戸大学ボランティア支援室の林大造先生を紹介したい。阪神・淡路大震災の被災地で学ぶ学生たちによる、地域に根ざしたボランティア活動を支援している。学生たちが東日本大震災の被災地に赴いて活動する「ボラバス」を走らせる活動も続けている。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

この度、リレー寄稿の声をかけて頂いて、初めてこちらのHPを拝見した。多くの方が防災や災害に関わる仕事に取り組まれているのだと、改めて実感した。自分は、災害復興を入り口としてこの分野に関わるようになった。災害復興と防災減災は、もっともっとつながりあい、学び合うことが大切だと思う。