リレー寄稿
地域防災の担い手をご紹介
相澤治(あいざわおさむ)
特定非営利活動法人子どもグリーフサポートステーション
- 主な活動地域
- 宮城県 仙台市
- 最近の防災・減災活動
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出身地:宮城県塩釜市
- ソーシャルリンク
・防災に取り組み始めたきっかけは?
子どもは親や家族との死別を体験すると心身ともに影響を受け、生活の質が低下し生き辛さや学習遅延等に見舞われる可能性が高くなることが問題となっていため、子どもたちの喪失体験からの回復を支援するためにグリーフ(喪失体験に伴う愛惜や悲しみ等様々な感情)のサポート活動を2010年12月から開始しました。翌年の2011年3月に東日本大震災が発生し、震災を経験した子どもたちへのサポートを始めました。・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。
宮城県では震災前から、子どもを対象としたグリーフサポートを行っていたため、震災後の2011年5月には支援を開始することができました。これは、人・物・ノウハウを震災以前に既に準備していたことが要因だと思います。東日本大震災の経験を踏まえ、現在では全国30ヶ所でサポートを行っています。・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。
いかに当事者を喪失体験から回復させるべきかについては、依然として課題となっています。但し、震災などが発生する前から、子どもたちなどに伝えていくとともに、子ども達の周囲のサポートもより強固になるような、教育などの推進も必要だと思います。・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。
団体の設立以前から、「あしなが育英会」には協力いただき、現在の活動に繋がっています。・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。
皆が当事者意識を持って、防災を伝えられるようなツールになると良いと思います。- 関連タグ
- NPO等ボランティア
- 子ども
- 心のケア