まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 企画編集:助けあいジャパン 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

石塚由江(いしづか・ゆきえ)

全国特別支援学校知的障害教育校PTA連合会 事務局次長
一般社団法人福祉防災コミュニティ協会 理事

出身地:東京都大田区
最近の防災・減災活動:
ぼうさいこくたい(2017)『すべての福祉施設が「福祉防災計画」作成を!』公開セッションに登壇
・大田区障害者総合サポートセンター 障害別相談会 防災研修会講師
・東京都立矢口特別支援学校 防災教育アドバイザーとして福祉避難所開設準備訓練や総合防災訓練、防災教育推進委員会に携わる
・東京都立久我山青光学園 教員向け防災研修会講師
・東京都立田園調布特別支援学校 宿泊防災訓練での生徒への講話

・防災に取り組み始めたきっかけは?

関東大震災を経験した祖母の話を繰り返し聞いて育ち、気がつけば防災に携わる仕事に就いていました。退職後は子育てと家内安全の日々でしたが、知的障がいのある娘が特別支援学校高等部に進学した時に、転機を迎えました。PTA主催の体験型防災訓練や防災シンポジウム、美味しい非常食の試食会等を企画・運営することで、「障がい児者の安全・安心を啓発していきたい!」との思いが湧き上がり、再び防災にはまっていました。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

PTA主催の体験型防災訓練等は、保護者を主体としていましたが、障がい当事者(肢体・聴覚・視覚)・ガイドヘルパー・手話通訳者、近隣校保護者、親の会、自治会・町会、事業所、社会福祉協議会、行政(消防署、防災課・福祉課)等多方面の方に参加・協力していただきました。障がいの有無に関わらず一緒に行動することで、互いの困り感を共有・共感し、「知り合う」機会にもなりました。安全・安心に暮らすためにどうあったらよいのかをみんなで考え、それぞれができることをしていければ、それは必ず地域力を上げていくことにつながる!と実感できた瞬間でもありました。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

特別支援学校や福祉施設等では、近隣住民とのよい関係をつくるために、障がいの理解啓発や地域貢献につながる行事を年間通して行っています。が、各居住地での障がい児者のつながりは、障がい当事者の思いや各家庭の考え方、住宅環境により異なっているのが現状で、繋がっているとは言えない状況です。平常時に心配を感じないとしても、災害発生時には不安が伴います。それは家庭での支援者となっている家族が怪我なく元気でいるとは限らないからです。いざという時の体制を複数備えておく必要があると痛感しています。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

東日本大震災の時、夜遅くまで学校で待機せざるをえない支援の必要な子供たちがおり、当時の学校防災マニュアルではさまざまなことに対応できないのではないかという懸念がありました。数ケ月後、鍵屋 一先生(跡見学園女子大学教授、(一社)福祉防災コミュニティ協会代表理事)との打ち合わせで、思っていた懸念をお伝えすると、「事業継続計画(BCP)の作成」により解決できることを教えてくださり、以来学ばせていただいています。その後、特別支援学校の防災教育を推進されていた瀧川猛先生、片岡明恵先生、山口裕之先生とのご縁から柔軟な思考力を学び、そしてぼうさいこくたいで、TEAM防災ジャパンに繋がりました。(感謝です☆)


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

防災に関するあらゆる情報やさまざまな資料を時間・場所を選ばずに見ることができ、いつもありがたく拝見しています。
「TEAM防災ジャパンサイト」には、これからも、防災に携わるあらゆる人の心を躍動させ、たくさんの出会いと可能性を与えてくださるサイトであってほしいと思います。応援しています。