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運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

立花利明(たちばな・としあき)

2017年3月22日

立花利明(たちばな・としあき)

弱視難聴の防災士、神戸市消防局救急インストラクター

生年月日:1957年10月9日
出身地:兵庫県神戸市
最近の防災・減災活動:平成28年の春、防災士になり…日本防災士会・兵庫県防災士会に登録。地元では、神戸市消防局救急インストラクターとして「北区救急ボランティア」。応急手当講習会の指導。

・防災に取り組み始めたきっかけは?

防災には興味がありましたが、見えにくい・聞こえにくい・杖歩行の下肢弱者。自分には、とても務まりそうもないと思っていました。ふと、考えると…災害が起これば何もできないが、事前の今なら【当事者立場の防災・減災】。リーダーとして引っ張るのではなく、マニュアルや対策づくりの協力はできる!生活環境上、病院の出入り(患者として月に2~3回)社協や福祉関係、当事者本人や支援者の意見を聞くことも容易です。UD(ユニバーサルデザイン)という見地から、障がいの有無に関係しない…誰もが利用できる防災対策。地域により災害視点も違ってきます、地域住民に似合った防災活動を目指しています。


・ご自身の活動の中で、一番のエピソード(うまくいったことや、いかなかったことも)という事例をひとつあげてください。

16年前に下肢神経障害で入院。会社を退職しリハビリ。その後(15年前)ユニバーサル社会づくりの率先行動会員、当時は難聴者でしたので【情報のUD】を主に活動しています。6年前に救急インストラクターになり、普段は一般市民対象。不定期ですが、聴覚障がい者対象の心肺蘇生法も開催しています。


・防災活動は「つながり」が課題ですが、ご自身で感じる現状の課題についておしえてください。

元々は自分自身の下肢神経障がいから入院⇒リハビリ⇒聴覚障がい者手帳申請⇒で始まりました。現在も登録していますが難聴者協会をはじめ、盲ろう者ですから、盲ろう者友の会。同時に視覚障がい者団体。定職には就けないので、このような団体との繋がりが大事だと感じます。


・ご自身の活動の中で、繋がれるといいなぁ(繋がってよかった)と思われる(地域、企業、団体、個人など)についてご紹介ください。

持ち回りの障がい者スポーツ大会『のじぎく大会』や自立支援法案・裁判員制度開始、それらに伴う難聴者情報保障の要約筆記の啓発普及。聴覚障がい者=手話という感覚から、プラス要約筆記。人権講演などには…手話と要約筆記を確立しました。現在は補聴システムのループを広めています。神戸市社協さんは必ずループも設置してくれます。常時設置の埋込み型のループも新設の行政関係は進めてくれています。
災害に関しては、様々な分野があります。事前の備え、当初の避難。その後の生活、医療や復興…それら全てが情報交換、意思伝達が必要誰もが平等に情報を得られるように【情報伝達の徹底】を繋げたいと思っています。


・TEAM防災ジャパンサイトについて、期待されることについてメッセージをお願いいたします。

誰もが皆、得手・不得手があります。私自身で言いますと、聞こえにくい・見えにくいが不得手になります。そのまま何もしなければ【内容が分からない】当然です。そこで自分の不得手を認めて『書いて下さい』と…。しかし、私の場合は小さな文字・ボールペンや鉛筆文字は読めません。『これに書いて下さい』と太字のサインペンを渡せば、太字だから小さな文字は書けません。…と、このように自分自身で自分の欠点を補う。先ず【自認】そして【攻略法】自助の原点です。それを周りに理解を求めていくと、援助、共助に繋がります。TEAM防災ジャパンには、自認できていない人や、攻略法の術が分からない人に【自助の大切さ】を伝えて欲しいです。