まなべる、いかせる、つながれる。防災・減災のオンライン基地。

運営:防災推進協議会 協力:内閣府防災担当

リレー寄稿

※寄稿者様へのご連絡は、各ご所属先へお問い合わせください。

藤井俊逸

2015年9月17日

藤井俊逸 (ふじいしゅんいつ)

(株)藤井基礎設計事務所

主な活動地域:

島根県 松江市

生年月日:1960年10月15日
出身地:島根県松江市
最近の防災・減災活動:
1)2015/02/05 練馬区貫井中学校 出前授業「模型実験で知る土砂災害」
2)2015/06/05 平成27年度山陰地域の自然災害(島根大学)「災害対策とその工法」
3)2015/07/25 市民フォーラム2015 in 岡山「岡山の地質・地盤のメリットとデメリット」
4)2015/10/09 よみうり防災フォーラム2015

・地域防災にはまったきっかけは?

私は道路斜面や家屋裏斜面で土砂災害が発生したときに、それを復旧させるための調査・検討の業務を行っています。
家屋裏の斜面には危険な箇所が多くあります。しかし事業費の制約もあるため、すぐには対策ができないという現実があります。
そこで「土砂災害から避難する仕組み」を、地域の人と作ることが大事であると考え、防災学習を企業のCSRとして行うようになりました。なかなか奥が深くて、だんだんはまり込んでいきました。


・地域防災に関わって、改めて大切だと感じたことは?

ハザードマップを渡されただけでは、地域の人が安全に避難することはできないと痛感します。「災害から避難する仕組み」を考えてもらうには工夫が必要です。
まず、地図を理解してもらうことから始めなければなりません。白地図に自分の家や、隣保の家をプロットしてもらい、その後、ハザード(がけ崩れ・地すべり・土石流)の範囲を、書き入れてもらいます。このような手順を踏んで、初めて自分の家や地域が何が危険なのかを理解してもらえます。
ですから、専門家が地域の人と「災害から避難する仕組み」を作り上げることが大切です。


・地域防災・減災に取り組んでみて感じる今の社会課題は?

「災害から避難する仕組み」を行政が行う場合、マンパワーが不足します。ですから、新しい仕組みが必要になります。専門家が地域に入り込む場合、ボランティアでは長続きしませんので、ソフト事業として予算を確保して取り組んでいく必要があります。
また、「災害から避難する仕組み」には、地震災害・土砂災害・洪水などの区別はないので、総合的に考えていく必要があります。


・TEAM防災ジャパンの一員に推薦!という方をご紹介ください

防災・危機管理アドバイザーの、林 繁幸さんをご紹介いたします。


・TEAM防災ジャパンへの想い、メッセージをお願いいたします。

土砂災害は家を壊したり、人を傷つけたりして恐ろしいですが、私たちは地すべりや土石流でできた土地や、がけ崩れなどで発生した土砂が、川で運ばれてできた土地で生活しています。このような土地は、ゆるやかで、畑や田んぼにも良い土地になります。
また、災害から身を守るために地域の和が生まれ、地域の人が協力して生活するという文化を作りました。
ですから私たちは、災害と上手に付き合っていくことが大切になります。災害との上手な付き合いのために、防災ジャパンのような活動が重要になります。

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